りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

末廣亭6月下席 夜の部

6/27(金)、末廣亭6月下席 夜の部に行ってきた。お目当てはもちろん小三治師匠。 ・左龍「お菊の皿」 ・小菊 ・琴調「鋳掛松」 ・はん治「背なで老いてる唐獅子牡丹」 ・美智美都 ・歌之介「勘定板」 ・圓丈「シンデレラ伝説」 〜仲入り〜 ・燕路「夏泥」 …

まるでダメ男じゃん!:「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選

まるでダメ男じゃん!:「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選 (単行本)作者: 豊崎由美出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/03/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る★★★★★ 『坊っちゃん』『カラマーゾフの兄弟』『シャイニング』et…

私のなかの彼女

私のなかの彼女作者: 角田光代出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/11/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る★★★★★ 男と張り合おうとするな。みごとに潰されるから。祖母の残した言葉の意味は何だったのだろう。全力を注げる仕事を見つけて…

らくご街道雲助五拾三次 ー大川ー

6/19(木)、日本橋公会堂で行われた「らくご街道雲助五拾三次 ー大川ー」に行ってきた。 毎回行きたいこの落語会。 仕事でチケットを無駄にしたり他の落語会のチケットをとってしまっていたりして、久しぶり。 ・雲助「鰻屋」 ・雲助「汲みたて」 〜仲入〜 …

東京百景

東京百景 (ヨシモトブックス)作者: 又吉直樹出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2013/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (17件) を見る★★★★★ ピース・又吉直樹、すべての東京の屍に捧ぐ。「東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい」いま最…

コイコイ第六回

6/18(水)、神楽坂のArt salon香音里で行われたコイコイ第六回に行ってきた。 ネットにもかわら版にも情報が出ていなかったこの会。鯉八さんのつぶやきで2日前に知り、「ほんとにやってるの?」と心配しながら行ってきた。 行ってみると鯉八さん自ら受付に…

世界の果て、彼女

世界の果て、彼女 (新しい韓国の文学)作者: キム・ヨンス(金衍洙),藤井久子,鈴木千佳子,呉永雅出版社/メーカー: クオン発売日: 2014/02/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る★★★ 図書館で目にした1編の詩から、「僕」はその詩人の…

みなと毎月落語会 柳家三三独演会

6/17(火)、麻布区民センターで行われた「みなと毎月落語会 柳家三三独演会」に行ってきた。 ・立川志らべ「あくび指南」 ・柳家三三「夏泥」 ・柳家三三「提灯屋」 〜仲入〜 ・柳家三三「蜘蛛駕籠」 志らべさん「あくび指南」 あくびのお稽古に哲学的な意…

あるときの物語

あるときの物語(上)作者: ルース・オゼキ,田中文出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/02/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見るあるときの物語(下)作者: ルース・オゼキ,田中文出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/02/21メディア: 単…

第35回のれん噺

6/15(日)、日本橋社会教育会館で行われた「第35回のれん噺」に行ってきた。 ・さん坊「牛ほめ」 ・喜多八「短命」 ・一朝「三方一両損」 〜仲入〜 ・志ん橋「ぞろぞろ」 ・雲助「文違い」 喜多八師匠「短命」 間違えて日本橋公会堂の方に行っちゃった、…

第13回茶楽落語会

6/14(土)、Cafe茶楽で行われた第13回茶楽落語会に行ってきた。 小んぶさんを見たいなぁと思ってかわら版を見ていて見つけた会。落語友だちと3人で行ったのだが、行ってみるとお店の常連さんが多い感じでちょっとアウェイな雰囲気。でも大丈夫!なぜなら…

注文の多い注文書

注文の多い注文書 (単行本)作者: 小川洋子,クラフトエヴィング商會出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見る★★★ 小川さんの無茶な注文(注文書)に、クラフトエヴィングが完璧に答え(納品書)、受け…

笑福亭たま 人形町独演会

6/13(金)、日本橋社会教育会館で行われた「笑福亭たま 人形町独演会」に行ってきた。 上方落語が結構好きなのだが、なかなかこちらにいると聞く機会がない。 たまさんは積極的に東京に来て定期的に落語会をされているので一度見てみたいと思っていて、ぴか…

自殺

自殺作者: 末井昭出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2013/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (26件) を見る★★★★ 母親のダイナマイト心中から約60年―伝説の編集者が、ひょうひょうと丸裸でつづる。大人気連載、ついに書籍化。笑っ…

林家きく麿新作落語塾Vol.3

6/11(水)、さばの湯で行われた林家きく麿新作落語塾Vol.3に行ってきた。 GWに浅草演芸ホールで見たきく麿師匠がめちゃくちゃツボで、新しくできた落語友だちをいい会があるよ!と誘って行ったのだった。 ・撤去します ・こぶし君 〜仲入り〜 ・だし昆布 …

翻訳教育

翻訳教育作者: 野崎歓出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る★★★★★ 我々はみな、「翻訳」している―人間の営みは、互いが互いを訳しあう中から立ち上がってきたのではないか。ス…

ビッグ・ピクチャー

ビッグ・ピクチャー (新潮文庫)作者: ダグラスケネディ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る★★★★ ウォール街の大手法律事務所。30万ドルを超える年収。妻とふたりの息子。ヤッピー弁護士の…

腹八分目の会

6/9(月)、らくごカフェで行われた腹八分目の会に行ってきた。 最近夢吉さんを見ていなくて夢吉成分が不足気味。行きたいと思っても他の会の予定が入っていたり、出番時間が早くて会社終わりに行けなかったり。ようやくほどよい時間ほどよい場所の会があっ…

第十八回柳家小満ん在庫棚卸し

6/8(日)、橘家で行われた第十八回柳家小満ん在庫棚卸しに行ってきた。 前回会場に行くのに迷いに迷ったこの会。あれだけ迷ってたどり着いたのに位置関係がまるで分かっていなかったのでまたたどり着ける自信がゼロ。 曙橋の改札でナビを起動したら会場まで…

桃月庵白酒「欧州公演壮行落語会」

6/6(金)、新宿文化センターで行われた桃月庵白酒「欧州公演壮行落語会」に行ってきた。 ・ゆう京「一目あがり」 ・天どん「引越しの夢」 ・恩田えり 寄席囃子 ・白酒「だくだく」 〜仲入り〜 ・白酒「臆病源兵衛」 ・質疑応答 天どん師匠「引越しの夢」 白…

鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)

鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)作者: ロベルトボラーニョ,久野量一出版社/メーカー: 白水社発売日: 2014/03/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る★★★★ 大長篇『2666』とともに、ボラーニョ最後の日々に書かれた短篇およ…

柳家小三治独演会

6/4(水)、松戸市民会館で行われた柳家小三治独演会に行ってきた。 はん治「ろくろ首」 小三治「小言念仏」 〜仲入〜 小三治「青菜」 はん治師匠「ろくろ首」 「ろくろ首」を生で見たのは初めてだったんだけど、面白かった〜。 見るほどに好きになるはん治…

おじさん追跡日記

おじさん追跡日記作者: なかむらるみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/11/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る★★★★ 政治家から元祖フリーターのおじさんまで、ベストセラー『おじさん図鑑』の著者がさらに一歩踏み込んで描いた24人の…

穴作者: 小山田浩子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (24件) を見る★★★★★ 仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。見たことのない黒い獣の後を追ううちに、私は得体の知れない穴に落ちる。夫の家族や隣人たちも…

第12回 楽橋亭 鯉昇・菊之丞二人会

6/3(火)、内幸町ホールで行われた第12回 楽橋亭 鯉昇・菊之丞二人会に行ってきた。 ・鯉和「金明竹」 ・鯉昇「鰻屋」 ・菊之丞「天狗裁き」 〜仲入〜 ・菊之丞「親子酒」 ・鯉昇「刑務所桃太郎」「安兵衛狐」 鯉和さん「金明竹」 声が大きくて分かりやすい…

舞台

舞台作者: 西加奈子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る★★★ 29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞…

白酒・馬石・龍玉三人会「雲助の弟子でござる」其の四

6/2(月)、江東区深川江戸資料館で行われた白酒・馬石・龍玉三人会「雲助の弟子でござる」其の四に行ってきた。 雲助師匠ももちろん好きだけど、お弟子さん3人とも大好き。3人がそれぞれに個性的でそれぞれ違っていてそこが面白い。誰がトリをとっても見…

直木賞受賞エッセイ集成

直木賞受賞エッセイ集成作者: 文藝春秋出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る★★★ 来たる平成二十六年一月の選考で第150回を迎える直木賞。二十一世紀初の受賞者は、第124回の重松清、山本文緒の両…