りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

「芸歴20周年を祝う 柳家さん助落語会」みたかのば/「田辺凌鶴の会 あれも凌鶴、これも凌鶴」道楽亭

鈴本の雲助一門会の感想をシレっと書いたけど、考えてみたら1年弱ぶりの更新で、あまりにも愛想がなさすぎやろ。

落語に行かなくなり本も読まなくなり代わりに何をしてたかといえば韓国ドラマにどっぷりハマりドラマを見まくりオーディション番組を見まくり、それらの関連動画を見まくっていた。
せっかくだからドラマに関する感想をここに書くかー?と思いつつ、そもそも本の感想を書くブログだったのが落語にはまって落語の感想も書くようになりさらにここにドラマの感想も書き出したら誰も読んでくれなくなっちゃうだろうよ。
 
雲助一門会の前に行った落語会&講談の会。
 
7/10(土)
「芸歴20周年を祝う 柳家さん助落語会」みたかのば
~昼の部~
・さん助「富士詣り」
・燕弥「粗忽長屋
・さん助「煙草好き」
 
「芸歴20周年を祝う 柳家さん助落語会」
~夜の部~
・さん助「めがね泥」
・おさん「二階ぞめき」
・さん助「佃祭」
 
ほんとに久しぶりのさん助師匠。
20周年を祝う会の演目が「富士詣り」、そして「煙草好き」って…。流石です。
昼夜両方見たけど、一番笑ったのは「めがね泥」。
あと「佃祭」の前に「マイフェバリット小噺」と言ってやった「佃島」も好きな噺。
「佃祭」はさん助師匠らしく、普段聞かないようなセリフや前に聞いてた時とは違う所があって、相変わらずひねくれてるなー(←褒めてます)と思いつつ、やっぱり好きだなーと思ったのだった。

お江戸日本橋亭での燕弥師匠との会、回数を減らしたみたいでとても残念。
って前回も前々回も行ってないお前が言うな、と言われそうだが。


7/17(土)
「田辺凌鶴の会 あれも凌鶴、これも凌鶴」道楽亭
・凌鶴「満州移民を拒否した村長 佐々木忠綱」
・凌天「佐野鹿十郎」
・凌鶴「玉川上水の由来」
仲入り
・凌天「加藤清正誉れの使者」
・凌鶴「有馬頼寧
 
凌鶴先生の会も久しぶり。
有馬頼寧」以外は初めて聴く話だった。
特にぐっときたのが 「満州移民を拒否した村長 佐々木忠綱」。
一介の村長に何ができるのかといえばできることはわずかだと思う
それでも自分で調べ自分の頭で考えてできる限りのことをした。そのことに励まされる。
無力な自分にもできることはあるんじゃないかと思わせてくれる。
 
今のこの辛い状況の中でこの物語を聞けたことに感謝。
凌鶴先生の新作はやっぱり素敵だ。