りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

柳家小三治独演会

6/4(水)、松戸市民会館で行われた柳家小三治独演会に行ってきた。

はん治「ろくろ首」
小三治「小言念仏」
〜仲入〜
小三治「青菜」

はん治師匠「ろくろ首」
「ろくろ首」を生で見たのは初めてだったんだけど、面白かった〜。
見るほどに好きになるはん治師匠。独特のイントネーションというか喋り方なんだけどえも言えぬ面白さがにじみ出ていて好きだなぁ…。

小三治師匠「小言念仏」
バイクで北海道を回り始めたのが41歳から51歳まで。
最初は落語会をやるのは2箇所だけだったけど、だんだん増えていって最後は22箇所に。そうなってしまうともう体を運ぶだけで精一杯で義務感に駆られるようになって面白くなくなっちゃった。
なんて正直なの…小三治師匠。

陰と陽のまくらから「小言念仏」。
もう何回も見ているけど何度聞いてもたまらくおかしくて大好き。
念仏を唱えながら仏壇の花が枯れてるとかお米が焦げてるとか畳の目なりに拭けとか細かいのがおかしい。
赤ん坊を「ばあ」とあやすところ、どじょうやを呼ぶところ、わかっていても全部笑ってしまう。

小三治師匠「青菜」
小三治師匠の「青菜」も好きなんだー。
お酒を最初は断るんだけど好きが勝って「いただきましょう」と一杯飲んでからは「あっしは遠慮は最初だけですから」と言うのがおかしい。
特段羨ましがるわけではないけれどお屋敷への憧れをにじませる植木屋さんがかわいいんだなぁ。
可愛げのないおかみさんが汗だくで出てくるところも特別激しくやるわけじゃないのに心底うんざりしているのがにじみ出ていてたまらなくおかしい。