りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

池袋演芸場3月上席昼の部

3/4(土)、池袋演芸場3月上席昼の部に行って来た。

久しぶりの更新!
落語にしばらく行っていなかったんだけど、お友だちに誘ってもらって鈴本演芸場2月下席・さん助師匠トリを見に行って、それから百栄師匠のネタおろしプレの会に行き、勢いがついて池袋演芸場へ。
このブログもどんなふうに書いていたか忘れてしまっているけど、せっかくなので書いておこう。

・はち水鯉「平林」
・吉好「熊の皮」
・タクト 指揮者形態模写
・美よし「初天神
・小夢「時そば
コントD51 コント
・遊馬「転宅」
・談幸「片棒」
~仲入り~
・ポロン マジック
・米福「稽古屋」
・蝠丸「一眼国」まくら
・喜之輔 紙切り
・夢太朗「らくだ」

 

コントD51 コント
しばらく落語に行ってない間、めちゃくちゃ見たくなったのがコントD51
寄席に足繫く通っていた時でもコントD51を目当てに行ったことはなかったんだけど、今回のお目当てはコントD51
元気かなぁ。前と同じようにやってるかなぁ。
あのおばあさん役の人、「わしゃ85歳」って言ってたからもうかなりよぼよぼになっちゃってるかなぁ。

そんな心配をしながら見て来たんだけど、全然変わってない!元気元気!中腰になっててけてんてんてんてん!って横にずっていくキレも変わらない!

いやでもそこまでの年には見えないよなぁって今wiki見たら、まだ71歳!んもう!嘘しか言わないんだからっ!好き!


談幸師匠「片棒」
代演が談幸師匠っておれ得すぎる!ラッキー。
ふわっとしたまくらで思わず吹き出し、ケチな主人が番頭さんに3兄弟のうち誰が店を継ぐのにふさわしいかという始まりで「やった!片棒だ!」。
まだ演目、覚えてるものですねぇ。よかったー。
大好きなこの噺を談幸師匠で聞ける幸せ。

贅の限りを尽くしたお葬式を意気揚々と語る長男と、それは葬式じゃなくて祭り!なお葬式を語る次男。
おとうさんの人形のカクカクした動きもおかしいし、太鼓や笛の音色が達者なのもおかしい。ちゃんと最後の三男までやってくれたのも嬉しかった。

 

米福師匠「稽古屋」
すごく楽しかった。やっぱり好きだな、米福師匠。なんとなくとほほな雰囲気を醸し出しつつ、でも音曲入りでタイミングもぴったりで気持ちいい。

 

蝠丸師匠「一眼国」まくら
わーん、蝠丸師匠、会いたかったよー。って自分が行かなかっただけじゃないかと自分で自分にツッコみつつ、いやでもお懐かしい。お元気そうでほんと良かった。

3月は始まりの季節ということで、3月に二ツ目に昇進する人の話から、今は女性の噺家も増えて…私のところにも女性の弟子が入らないかと今か今かと待っていてもう名前も用意しているんですけど、なぜか私の所には汚らしい男の弟子しか入って来ない、なんていう話から、自分が前座時代に浅草の夜席に行く前に見世物小屋に呼びこみについ付いて行ってしまい、蛇女をたった一人で見た時の話…。

「私は高校を卒業するまで青森を出たことがない純朴な青年で、東京に行くときは村の人たちから”東京は怖いところ”、”だまされて見世物小屋に売られることがある”とさんざん言われてきたので、見世物小屋に入ってしまった時はほんとに恐怖で震えあがりました」の言葉に笑う。

さんざんまくらでもりあがって「本来ですとここから一眼国に入るんですがもうお時間です」。…ええええ?となりつつ、でもまくらで師匠の前座時代の話をたっぷり聞けて嬉しかったなー、と。

 

夢太朗師匠「らくだ」
トリの夢太朗師匠を見るのは初めてなんだけど、師匠のお酒好きが伝わってくるような楽しい「らくだ」。
さんざん脅されていた屑屋さんが2杯目の酒を飲み終わる頃にはもっと飲みたくて催促して、3杯目を飲み始めたらどんどん怖いものがなくなってきて、アニキ分がたじたじなる…形勢逆転が気持ちいい。楽しかったー。