りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭2月下席夜の部

2/23(金)、末廣亭2月下席夜の部に行ってきた。

・にゃん子・金魚 漫才
・市馬「時そば
・馬生「真田小僧
翁家社中 太神楽
・南喬「火焔太鼓」


市馬師匠「時そば
そばのつゆを飲むときの音がとても静かなのにちょっと驚く。なんかここは誰でも盛大に音を立てるからそういうものだと思ってたんだなー。
二番目の男がそばを食べて「べとべとだな」って言うところ、好き。


翁家社中 太神楽
今日も和助さんと小花さん。小楽師匠どうした?とちょっと心配に。

南喬師匠「火焔太鼓」
道具屋のまくらで「もしや?」と思ったら「火焔太鼓」!やったー。大好きな噺。これを南喬師匠で聞けるとは!

ぼんやりした道具屋の亭主がとってもいい!
女房に「お前さんは商売が下手なんだから」と言われ「おれは商売が下手か?そうかもしれねぇな」。
「お前さんは人よりうすぼんやりしてるんだから」「おれはうすぼんやりしてるか?そうかもしれねぇな」
「お前さんはばかなんだから」「おれはばかか?そうかも…」
一つずつ言われたことをぼんやり受け入れる様子のおかしいこと。しばらくしてから怒り出すのもリアル~。
あと一人になってから女房の愚痴をぶちぶち言いながら「あいつは俺に惚れてるのかね。でももう追い出してやろうかなぁと思うと夜になってくっついてくるときがあって…あれにやられちゃうんだよなぁ」と結局はのろけてるところもかわいい。

お屋敷に行くときに女房に脅されるところで「ぐるぐる巻きにされて一番高い松の木にぶらさげられるよ。そうすると鳥がやってきて、お前さんのへそのゴマをつついて食べるよ」のしぐさのばかばかしさがたまらない。

お屋敷に上がってからも、腰は引けてるけど調子のいい道具屋の主人とあきれるお侍の会話が楽しい~。
最初から最後までほんとに楽しくて笑い通し。幸せだった。