りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

池袋演芸場6月上席夜の部

6/10(金)、池袋演芸場6月上席夜の部に行ってきた。
毎回仲入り後に入っていたんだけど、最終日ぐらい最初の方から見たいと思い、会社を早めに飛び出した。

ホンキートンク 漫才
・小きん「無精床」
・小三太「幇間腹
・丸山おさむ 声帯模写
・小のぶ「たがや」
・圓太郎「三年目」
~仲入り~
・さん助「しゃっくり政談」
・雲助「豆や」
・アサダ二世 マジック
・市馬「妾馬」

ホンキートンク 漫才
わーい、ホンキートンク。なかなか笑わないお客さんだったけど頑張ってた(笑)。「今なんどきだい?」「アルデンテ」ってバカバカしくて大好き。

小三太師匠「幇間腹
今回で二回目。いろいろすごい。

小のぶ師匠「たがや」
笑わない冷え切った客席の雰囲気を一気に変えたのがすごい。最初の説明の部分で「うん」「へぇ」と相槌を打つおじさんも物ともせず、自分の落語の世界に連れて行ってくれた。素敵…。小のぶ師匠の「たがや」大好き。

さん助師匠「しゃっくり政談」
これからする噺はですね、とさん助師匠。えー?珍しいー!と思ったら「落語を聞きながらメモをされてるお客さんがいて、それはそれでいいんですが、後から演目がわからないと言って寄席に電話をかけてくるんですね。それが一回だけならいいんですが、二回三回となるとですね…。ですので言っておきます。しゃっくり政談です。」
わははは。なんかこういう入り方もおかしくていいね。

さん助師匠の「しゃっくり政談」はこれで3回目だったけど、まくらで露出狂を連想させるようなことを言ったり、ジャミラが出てきたり、かなり自由。この噺、さん助師匠に合ってるなぁ。この日、一番うけてたかも。

雲助師匠「豆や」
この噺、あんまり好きじゃないんだけど(こうしてみると私結構好きじゃない噺が多いな…)すごく面白かった。これぐらいデフォルメしてやってくれたら漫画みたいな感覚で楽しめるのか。
押したり引いたりのリズムがよくてとっても楽しかった。

市馬師匠「妾馬」
市馬師匠の「妾馬」好きだー。八五郎がすごく口が悪いんだけど、毒々しさがまったくないから、どんな憎まれ口をたたいても優しさがにじみ出ている。
お酒に酔ってどんどん調子が良くなっていくところもかわいくて、見ていて幸せな気分に。
結局この芝居、5日通ってしまった。