りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場3月中席昼の部

3/16(土)、鈴本演芸場3月中席昼の部に行ってきた。

・あられ「道灌」
・緑助「真田小僧
翁家社中 太神楽
・馬玉「幇間腹
・甚語楼「金明竹
・小猫 動物物まね
・勧之助「粗忽長屋
・玉の輔「財前五郎
・楽一 紙切り
・正朝「六尺棒
~仲入り~
・のだゆき 音楽パフォーマンス
・文菊「出来心」
・燕路「時そば
ロケット団 漫才
・南喬「火焔太鼓」

あられさん「道灌」
白酒師匠のお弟子さん。無駄に声がいい(笑)。いや無駄ってことはない。これから面白くなればこの声は武器になるかも。教わった通り丁寧にやってる印象。


甚語楼師匠「金明竹
わーい!甚語楼師匠で大好きな「金明竹」を聴けるとは。嬉しすぎる。
言い立てがものすごい早口だけど全部きちんと聞こえる。時々、早口だけど何を言ってるか全然聞き取れない噺家さんがいるけど、甚語楼師匠のは全部の単語がきちんと聞こえる。
与太郎もかわいいけど、おかみさんがかわいい。一生懸命思い出しながらめちゃくちゃなことを言うのが楽しい。笑った笑った。


小猫先生 動物物まね
上手くて面白い。とにかくトークがうまいから客席が引き込まれる。素晴らしい。大好き。


南喬師匠「火焔太鼓」
おかみさんと甚兵衛さんの会話がいい。お前さんは商売が下手だ、と言われて「そうか。俺は商売が下手だな」と納得しちゃう甚兵衛さん。
松の木にぶらさげられちゃうよと言われた時のぶら下がる形がすごくおかしい。しぐさが大きくて映えるんだなぁ。

「手一杯に申せ」と言われて「一千両」と言った甚兵衛さんが「これじゃ買えん太鼓」と言って客席がウケると「ウケたからいいようなもののウケなかったらこれ大変なことになっちゃうんですから」と南喬師匠がつぶやいたのがおかしい。
三太夫さんが「あーあそんなに押すやつがあるか。真っ赤になっちゃった」とか「さようなものを置いて行かれても困る」と甚兵衛さんに完全に呆れているのも楽しい。

陽気で明るい「火焔太鼓」で最初から最後まで楽しかった~。