りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場2月下席昼の部

2/29(土)、鈴本演芸場2月下席昼の部に行ってきた。

・市松「道灌」
・つる子「反対俥」
・アサダ二世 マジック
・歌武蔵 いつもの
・扇蔵「真田小僧
・ホームラン 漫才
・甚語楼「権助芝居」
・琴調「匙加減」
・のだゆき 音楽
・さん喬「時そば
~仲入り~
・ストレート松浦 ジャグリング
・小ゑん「鉄の男・中」
・圓太郎「強情灸」
・楽一 紙切り
・南喬「味噌蔵」

甚語楼師匠「権助芝居」
何を言ってるか時々わからないぐらいなまってる権助がおかしい。
やっぱり甚語楼師匠のリズム感はたまらないなぁ。押したり引いたりの楽しさ。

 

琴調先生「匙加減」
この芝居、琴調先生もすごく楽しみだった。毎回違うお話をされて、短い時間なのに緊張感と時々ふわっと笑えるところと。かっこよかった。
かっこよかったといえば、帰りに地下鉄で琴調先生と一緒になったんだけど、水玉のリュックがとってもおしゃれだったー。

 

小ゑん師匠「鉄の男・中」
生で「鉄の男」を見たのは初めてかも。
鉄道オタクぶりがものすごくマニアックでわからないんだけどたまらなくおかしい。
れんげ畑のくだりには大爆笑だった。
客席をぐわっと引きつけて爆笑の渦に巻き込む。小ゑん師匠はほんとにすごい。

 

南喬師匠「味噌蔵」
この芝居、南喬師匠はまくらなしで噺に入っていて、きっとこれをやろうと決めて高座に上がられているんだな、と思った。
「味噌蔵」、徹頭徹尾ケチな主人と臨機応変な番頭さんのキャラクターがきっちり。
おかみさんが妊娠したと聞いて心底がっかりするケチ兵衛さんだけど、子どもが無事に生まれたと聞いて心の底から喜ぶところに救いを感じる。
今日は特別なんでも好きな物を食べていいよと言われて「酢の物」「芋」「味噌田楽」と言う奉公人のつましさよ…(涙)。
主から信頼されている甚助の弾けっぷりが楽しい。

あーー南喬師匠のトリ、よかったなぁ。今年は昨年よりたくさん南喬師匠の高座が見られますように!