りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

柳家小三治 柳家三三 親子会

10/29(日)、関内ホールで行われた「柳家小三治 柳家三三 親子会」に行ってきた。


・小かじ「狸札」
・三三「五貫裁き
~仲入り~
・そのじ 寄席囃子
小三治「宗論」

 

三三師匠「五貫裁き
親子会といっても別に本当の親子なわけじゃありませんから、と三三師匠。たまに本当にそう思っている方がいらっしゃる。
あんなのからこんなイケメンが生まれるはずがありません。
ってきょうは大きなホールだからそう言うんですよ。小さいホールだったらこんなこと言いません。

そんなまくらから「五貫裁き」。
テンポといい口調といい、スムーズでお手の物感がハンパない。
すごいなー三三師匠は。
正直、三三師匠のこってりギャグを入れた「粗忽長屋」や「元犬」は好きじゃないんだけど、これは余計なものがあまり入ってなくて、クスグリの塩梅がちょうどよくて、好きだった。
貫禄を感じる。すごい。

 

小三治師匠「宗論」
なんかご機嫌な小三治師匠。
手術の話をしたあとで客席を見まわして「危なかったんですよ、意外と。東京の病院だったらまだ入院してたし…。当然そうなったらここもお休みしないといけなかったし。今日はこうしてみなさんにお会いできてよかった」に、じーん…。

京都の病院、小三治師匠の末の娘さんがテレビで見て「おとうさんを治せるのはこのお医者さんしかない!」って言ってきてそれでそこにした、というのは初めて聞いた。
いろいろ悪口?言ってたけど、満足しているんだろうな、というのは伝わってきた。
手塚治虫の漫画のあの…あぶねぇ医者みたいなやつ」って…ブラックジャックですね(笑)。

そして今日も陰陽、宗旨のまくらから「宗論」。
この間の「宗論」より伸びやかな印象。楽しかった。