りつこの読書と落語メモ

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三遊亭天どん&宮田陽・昇 落語漫才落語会 天にどんと陽が昇る(第二回)

12/22(木)、日暮里サニーホールで行われた「三遊亭天どん&宮田陽・昇 落語漫才落語会 天にどんと陽が昇る(第二回) 」に行ってきた。
この会、ずいぶん前からtwitter宮田陽・昇先生が漫才落語「芝浜」をやると流れてきて、漫才で芝浜って?!とすごく興味を惹かれたのだ。フツウにやっても面白い宮田陽・昇先生、こういうチャレンジもするところがほんとに素晴らしい!


・希光「時うどん」
・天どん「引っ越しの夢」
宮田陽・昇 漫才
~仲入り~
・トークコーナー(宮田陽・昇&天どん)
宮田陽・昇 漫才落語「芝浜」
・天どん「公園の悪いおじさん」


希光さん「時うどん」
まくらも面白いし噺も面白い。私の好きな上方落語の要素がたっぷり。好き。

天どん師匠「引っ越しの夢」
いつものようにネガティヴなことを言ったかと思うとポジティヴに変えてみたり、「私はいったいどっちの方向を目指しているんでしょう」と天どん師匠。
なんとなくトーンを決めかねているような?でもこれっていつものことだっけ?
そんなまくらから「引っ越しの夢」
腕が長いから吊戸棚を抱えるしぐさが映えるんだー。


宮田陽・昇先生 漫才
わーい。寄席以外で宮田陽・昇先生を見るのは初めてだからときめく!
いつもの日本地図や最近やってる差別語を使わない表現や武士、ネガポジ表現なんかの漫才。何度見てもおかしいんだけど、この日は昇先生の脇のにおいを陽先生が嗅いで「グッド!」と言うのが入っていて、それがちゃんと落語漫才「芝浜」につながって行ったのがすごかった!ってこんな説明じゃまるで伝わらないぜ。(笑)
陽先生が消臭スプレーのCMのガイジンさんっぽいからすごくはまってておかしかったなぁ。


トークコーナー(宮田陽・昇先生&天どん師匠)
サンタ帽をかぶった希光さんが出てきていきなりバイオリンを弾きだしたのでびっくり。しかもとてもうまい。バイオリンってほんとに難しい楽器だから素人が弾くと音が安定しなくて苦笑いしか出ないんだけど、すごく音がきれいで伸びやかなのにびっくり。
無言のまま二曲目を弾きだしたのもシュールだった。
トークコーナーはとてもぐだぐだで、これ必要だったのかな…。天どん師匠に物ボケを無茶ぶりされた陽・昇先生が気の毒だったわ。


宮田陽・昇先生 落語漫才「芝浜」
「芝浜」の筋を追いながら、陽先生がひたすらボケて昇先生が突っ込むというスタイル。
もういちいちバカバカしくて笑った笑った。
陽先生のボケが突き抜けてて昇先生のツッコミの間が抜群にいいから、無理のある企画でも無理を感じさせないのがすごい。


天どん師匠「公園の悪いおじさん」
こういう噺だったんだ。タイトルだけは聞いたことがあったから何となく想像はしてたんだけど。
あの漫才の後だとちょっと分が悪かったかなぁ。いつも以上に陰気でちょっとストーリーにのりきれなかった。