りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

年をとったら驚いた!

年をとったら驚いた!

年をとったら驚いた!

★★★★

驚くのは生きている証。老いてなお日々驚こう!{そうか!こうして生きるのか。読めば読むほど元気が出る嵐山ワールド。}

タイトルには「驚いた!」とあるけど、あんまり驚いてなくてニヤニヤ面白がって受け入れているような印象。
まるでおじいさんらしくなくていいなー。
作家やイラストレーターなど個性的な友人に囲まれていたら、そりゃふけないよなーとひがみたくもなるけれど、こんな風に老化を笑って楽しむような姿勢は真似したい。
無理して若ぶるわけではなく、老化を受け止め受け入れ面白がる。
自分の中の子どものままの部分も閉じ込めるでも誇示するでもなく、そのまま受け止め受け入れて面白がる。

人が死んでももうあまり悲しまなくなったというのは小三治師匠も言っていたので、そういうものなのかなぁと思ったけど、そういうふうになろうとあえてしているのかもしれないな…。