りつこの読書と落語メモ

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鈴本演芸場正月二之席夜の部

1/13(水)、鈴本演芸場正月二之席夜の部に行ってきた。

・正朝「蔵前駕籠」
・さん助「近日息子」
・小菊 俗曲
・百栄「鮑熨斗」
〜仲入り〜
・白酒「壺算」
・ダーク広和 マジック
・歌奴「棒鱈」
・ホームラン 漫才
喬太郎「稲葉さんの大冒険」

正朝師匠「蔵前駕籠」
乗っていた飛行機がエンジントラブルで空港に引き返したことがあるという正朝師匠。客室乗務員が青い顔で行ったり来たりしていてこれは明らかになにかトラブルがあったに違いない!と思い、機長のアナウンスでは「4つのうち1つが故障しましたが問題ありません」と言っていたが、いやそんなわけないだろう!とぞっとして一瞬死ぬかも…と思ったらしい。
そのアナウンスがあったとたん、座っていた女性がみな一斉に同じ行動をとったんです、みなさんわかりますか?と。
わかる!化粧でしょう?!と思ったらやはりそうでみな一斉に化粧を始めたらしい。
あれはなんですかね、どういう心理ですか?と不思議がっていたけれど、わかるなー、私も絶対そうなったら化粧直すと思う。
なんだろう。これで最後なのだったらきれいに…というのもあるかもしれないけど、それよりも戦う前に装備を整えるような感覚に近いかな。
男はみな一斉に酒を注文した、というのも面白い。
私も化粧をなおしたらあとは酒だな、酒。

正朝師匠の「蔵前駕籠」面白かった。まくらもきいてたし、なんか会話のリズムがよくて気持ちがいい。やっぱり落語ってリズムとテンポが大事なんだな。

さん助師匠「近日息子」
郵便局で小包を出そうと並んでいてようやく自分の順番になって重さを測ろうとしたら後ろからおばさんが「年賀状下さい」と割り込み。
係の人が「順番ですのでお並びください」と言ってもおばさんは聞かず何度も「年賀状下さい」。 いらっときた係の人がさん助師匠に向かって「お待ちください!!」と怒鳴った、というのがなんともいえずおかしい。なんかさん助師匠ってそういう目に遭いそう〜。

少しショートバージョンの「近日息子」。
どうしようもない与太郎におやじが「うん、いいよお前はそのままで」と一瞬脱力するのが何度聞いてもおかしい。
ガミガミ言い続けじゃなくてふっと力が抜けるのが妙にリアルだわ〜。

百栄師匠「鮑熨斗」
百栄師匠の古典ってなんでこうも面白いんだろう。
ふにゃふにゃした口上もおかしかった〜。言い間違えの台詞も独自にセンスがあって素敵だ。

白酒師匠「壺算」
自動車事故で事情聴取を受ける猿の小噺で会場全体がどっかん!とウケる。すごいなぁーやっぱり白酒師匠って。これですっかりお客さんを手の内に取り込んで「壺算」。混乱する店の人がなんともいえずおかしい。

歌奴師匠「棒鱈」
この噺は歌奴師匠に合ってるなぁー。隣の田舎侍の変な歌を聴いて「都々逸を小菊さんに習って来い」には笑った。

喬太郎師匠「稲葉さんの大冒険」
まくらから飛ばしまくりの喬太郎師匠。
「稲葉さんの大冒険」は初めて聴いたのでうれしかった〜。
Hな店のティッシュをもらって困り果てた稲葉さんが公園にティッシュを埋めようとしていると現れる犬を連れた謎の老人。
犬に向かって「ベス!!!!このバカ犬が!!」とすごい剣幕で言うんだけど、何度か現れるうちに犬に向かって「さん助!!お前ははげてるのかはげてないのかどっちなんだ!!」と叫んだのがめちゃくちゃおかしかった。
ノリノリでほんとに楽しかったなー。