りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

金原亭馬玉・三笑亭夢丸「吉・吉」新・七番勝負 其の四

7/23(木)、道楽亭で行われた 金原亭馬玉・三笑亭夢丸「吉・吉」新・七番勝負 其の四 に行ってきた。

・馬玉「無精床」
・夢丸「汲みたて」
〜仲入り〜
・夢丸「壺算」
・馬玉「三方一両損

馬玉師匠「無精床」
何度も聴いている噺
だけど楽しかった。
夢丸師匠が言ってたけど、この噺はあんまり写実的にやる噺家には向かなくて、馬玉師匠のようにコミカルに楽しくやると楽しいんだとか。確かに!

夢丸師匠「汲みたて」
真打の披露目がようやく終わりまして、と夢丸師匠。
とにかく披露目の間は毎日打ち上げでさすがの私が披露目が終わった時は「これで飲まずに済む」と思いましたから、と。 肝臓もかなり酷使していたので披露目終わって3日酒を抜いたあとのすっきり感はハンパなかったです。すごい調子いいぞ!と嬉しくて朝からビール開けちゃいました。

それから「笑点」に出た時の話。
こちらの方はそんなことはないでしょうけど、田舎の人間にとったら笑点に出るっていうのはほんとにすごいこと。
しかし実際のところ落語協会の10人と芸術協会の3人という大人数ですから一人の持ち時間が10秒。楽屋もごった返していて大変な騒ぎ。
放送があったのは披露目のパーティがあった日で後輩たちとその後のみに行ったんですがそこでみんなで見ようということになりまして。恥ずかしいし嫌だなぁと思いながら見ていたんですが、そこであれですよ。見た方はいらっしゃったかもしれないですけど、先ほど出た馬玉師匠ですよ。いきなり「名前が変わりまして馬の金玉になりました」。
放送テロですよこれは。後輩たちも大うけで絶賛の嵐。私の番が来たときもまだざわざわしていてろくに私のは見られなかったという…。じっくり見られるのも恥ずかしいですけどここまでスルーされたのもさみしいものが。

そんなまくらから「汲みたて」。
夢丸師匠の「汲みたて」は前に一度見たことがあったけど、三味線を習うようになった男の琵琶法師のようなべべんべんという音なんかが入ってにぎやかでほんとに楽しい。

夢丸師匠「壺算」
けむに巻かれる店の主人の混乱ぶりがなんともいえずかわいかった〜。

馬玉師匠「三方一両損
大汗かきながらの熱演。
江戸っ子ってさっぱりしているっていうけど、めんどくさいね(笑)。