落語教育委員会
- 作者: 柳家喜多八,三遊亭歌武蔵,柳家喬太郎
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2012/08/13
- メディア: 単行本
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落語界の未来はどっちだ?
今、大人気の噺家による爆笑鼎談。
伝説の噺家の幻のエピソードから、奇妙な師弟関係、アッと驚く演出方法まで。
本当の面白さを「教育」する!
喬太郎師匠に夢中なのである。
毎日喬太郎師匠の落語を聞きながら通勤し、チケットサイトで検索してはチケットを買い、寄席のスケジュールを毎日切なくチェックし(会社やすまないと行けない時間帯)、キンキラ金曜日を聞くために金曜日はお誘いがあっても断り、本や雑誌やCDやDVDも次々購入。
この本も喬太郎師匠目当てで読んだのだがとても面白かった。
師匠について、お客さんについて、近年の「落語ブーム」について、正直すぎるほど正直に語っていてファンにはたまらない。
三人の噺家さん、考え方や取り組み方はそれぞれだが、お客さんを笑わせたい、芸を磨きたいという気持ちはひとつ。
売れているキョンキョンはその分叩かれたり自分が空っぽに感じられたりすることもあるのだろうが、「出る杭が打たれているだけだから気にするな!」とさりげなく励ましながら、「俺は今でもどっかんどっかんうけたい」と語る喜田八師匠が素敵だ。
仕事に対する姿勢や生き方に学ぶところも多かった。来月この教育委員会を見に行くのでますます楽しみ!