りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

エンプティー・チェア

エンプティー・チェア

エンプティー・チェア

★★★★

女子学生誘拐犯は精神を病んだ16歳の少年なのか? 昆虫を愛する少年の無実を証明するため婦人警官サックスは捨て身の行動に出る

あー。やっぱり私はこういうフィクションが好きなんだなぁーと思う。「あなたの呼吸が止まるまで」を読んで、ふつふつとした気持ちになった後なだけに、そう思う。私はとにかく「楽しみ」のために本を読んでいるのだ。だからバカバカしくても「おいおい…」でも、読んで「うわーー面白い!」と思える本がやっぱり好きだ。

狼少年(!)ディーヴァーによるリンカーンライムシリーズ第三弾。私にとってはこれで4冊目。
相変わらずの「どやーどやー」のどんでん返しと、ファン心をくすぐる仕掛けの数々。ちょっとそれは都合が良いのでは?という展開も、ここまで読者サービスしてくれるのだったら許してあげよう。(←なにゆえ上から目線?)

面白くて面白くて他の何もかもをほったらかしにしてもついつい読んでしまう。これだけで十分なんじゃないかな。