メインテーマは殺人
★★★★★
自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!
楽しかった!
元刑事ホーソーンに事件を捜査する自分を本にしないかと頼まれるアンソニー・ホロヴィッツ。いけ好かないホーソーンに翻弄されながらも徐々に謎解きに夢中になるアンソニー。
語り口がユーモラスで楽しいし、あちこちに証拠がきちんと散りばめられているところも好き(最近推理する側が後手に回るだけのものも多すぎ!)。
新しいけど古典的なミステリー(前作はクリスティで本作はホームズ!)の香りもするところも好きだー。
シリーズ物になるらしいので次回作も楽しみだ。
そして確かにシェイクスピアがこの物語のカギになっていた!(トーマス先生!)