りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

朝の九時落語

1/20(日)、UNA galleryで行われた「朝の九時落語」に行ってきた。

・さん助「一目上り」
・さん助「近日息子」


さん助師匠「一目上り」
言い間違いを結構してしまうというさん助師匠(うん、知ってる←失礼)。
シルヴィバルタンの「あなたのとりこ」が大好きなんだけど、これがいつもわからなくなっちゃって、「シドニィシェルダン」になってしまう。
あと同じシルヴィバルタンの「恋は水色」も好きなんだけどこれも「水色の恋」とごっちゃになってしまう。(あとで考えたらこれってもしかして「水色の雨」と間違えた?)
何度も言ってるうちにシルヴィバルタンとシドニィシェルダンがごちゃまぜにもなってましたよ…(笑)。

そんなまくらから「一目上り」。あれ。さん助師匠の「一目上り」を聞くのは初めてだったかも。
「こんちはー」「誰かと思ったらはっつぁんかい」
この挨拶だけでなんとなく今日は楽しい予感。私も小三治師匠みたいになってきたか?(なってない)
この二人の会話、いいなぁ。なんかご隠居もちょっと変人なのがさん助風味?

ご隠居自慢の掛け軸を「小汚い」と言うはっつぁんに「これは小汚いけどそこに渋みがあるんだよ」とご隠居。
…隠居も「小汚い」って言うんだ?(笑)
そして渋みと聞いて「ええええ?やめた方がいいよー。そりゃやめた方がいいよ」と過剰反応なはっつぁん。「いくら好きでも舐めない方がいい」って…。はっつぁんの「おれは甘味の方が好き」ってそういう意味だったとは。

ハイテンションで楽しい「一目上り」だったな。

後からさん助師匠が「前にやった時、間違って大家さんの家で”一休の語”って言っちゃって、一目上りじゃなくてニ目上りになっちゃった」には笑った。


さん助師匠「近日息子」
なんかめちゃくちゃ面白かった。今日の「近日息子」。
何がおかしいって父親が与太郎と言いあっていて途中であきらめるところ。
「うん。いいよ。お前はそのままで」。
…ぶわははははは!

お前と話していて頭が痛くなったと言うと、与太郎が医者や早桶を買ってきちゃうんだけど、それにも途中であきらめてしまう父。
棺桶のくだりも与太郎が「早桶と棺桶どっちがいい?今なら取り替えてくれるって。親父は古いから早桶派かなと思って早桶を買ってきたけど。」と言うと、父親が「早桶かな」。
「二人の間はそれで済んだのですが」って、ぶわはははは。おかしすぎる。

最初の挨拶で「二日酔い」と言っていて、確かに声も枯れ気味で目も腫れぼったかったけど、今日のさん助師匠はピカーッと明るくてとっても楽しかった。

朝早く行った甲斐があったよ。楽しかった~。