りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

桃月庵白酒 志ん生に挑む

8/10(金)、大和田伝承ホールで行われた「桃月庵白酒 志ん生に挑む」に行ってきた。


・ひしもち「平林」
・白酒「犬の災難」
高田漣 歌
・白酒、高田漣 トーク
~仲入り~
・白酒「お化け長屋」


白酒師匠「犬の災難」
きっと白酒師匠はおもしろがってるだろうな、と思っていたらやっぱり…ボクシング協会の元会長のことを「日本語が全く通じない」「テニオハめちゃくちゃ」「いいキャラクター」と。
「ああいう風だともう周りが”どうせ何言っても通じねぇし、何言ってるかさっぱりわからねぇしうるせぇから放っておこう”となって、組織的には都合がいいんでしょうね。」と言っていたけど、今の日本の政治家もその手を使っているようだし、笑いごとじゃないような気もする。

そんなまくらから「犬の災難」。
前にも一度聞いたことがあって、なにこれ?白酒師匠の改作?そのわりに「犬」に変えたことによる爆笑エピソードがあるわけでもないし?と思っていたんだけど、そうか、これは志ん生師匠の作った噺だったのか。

酔っぱらってどんどん気が大きくなって自分に甘くなる男がおかしい。
もうべろんべろんなのが本当に酔ってるようにしか見えないのがすごいな。
でもやっぱり「猫の災難」の方が好きかな、サゲが。


高田漣さん 歌
うおーー、かっこいい~。ギターと歌だけでこんなに血沸き肉躍らせられるってすごい。
知らない歌ばかりだったけどかっこよかった。楽しかった。
トークコーナーでは素の白酒師匠が見えるようでちょっとドキドキ。やっぱり頭のいい人だなぁ…としみじみ。


白酒「お化け長屋」
通しで聞いたのは初めでだった。
木兵衛さんが怪談になるとおかしな声を発するのがやたらとおかしい。
それがまったく2番目の男には通じないおかしさ。
でも実はその続きに入ると、少し気にしていてびくびくしているっていうのも新鮮。

最近こういう企画モノのホールの会って行かないから新鮮だった。