りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ライオンハート

ライオンハート

ライオンハート

★★★★★
時空をこえてすれ違い続けるエドワードとエリザベスの二人。二人は決して結ばれることなく、しかしさまざまな時代、さまざまな国で出会い、別れていく。

なんとも切なくて不思議な小説。
これはかなり好きかもしれない。

1つ1つの場面がとても印象的で美しくて切ない。作者は「メロドラマを書こう」と思って、この作品を書いたらしい。
ううむ、そうか、これはメロドラマだったのか。

すれ違いというのがメロドラマの醍醐味…なるほど、たしかにそうなのかもしれない。