りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

圓笑・圓馬二人会

12/4(月)、お江戸日本橋亭で行われた「圓笑・圓馬二人会」に行ってきた。

 

・馬ん長「やかん」
・希光「レジスタンス」
・圓馬「付き馬」
~仲入り~
・圓笑「淀五郎」

希光さん「レジスタンス」
どことなく芸協噺っぽい新作だったけど、あとでネットで調べたら希光さん作の新作らしい。
希光さんって新作もやるんだ!
レジに並ぶめんどくさいお客さんたち。
小銭で払おうとするあまり時間がかかりすぎるおばちゃんとやたらとつっかかってくる客が面白かった。


圓馬師匠「付き馬」
調子のいい男がどこまでも調子がよくて、それがおかしい。
圓馬師匠の体の引き方が好きだなー。なにかこう独特のリズムがあってそれが楽しい。落語って音楽っぽい。

燕弥師匠と立て続けに「付き馬」聞いたけど、この噺って案外難しいんだな。連れまわされている間に若い衆のテンションが下がるように、見ている方も少しテンションが下がっちゃう。だけどずっとテンション高いままだと聞いていて疲れちゃうし。

その後の早桶屋のおじさんと若い衆の会話のちぐはぐさがすごく面白かった。


圓笑師匠「淀五郎」
初めて見る師匠。
好きな噺だけに好みじゃなかったらどうしようとちょっとどきどきしたけど、あっさりした語り口が結構好きだった。

仲蔵が「私が見てあげましょう」と言って見てあげるところにじーん…。
ひょいっと向こうを見るしぐさとか、そういう細かいところが丁寧でとても自然で…そういうところからこう噺の中にぐっと引き込まれていくんだなと感じた。よかった。