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りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

一龍斎貞寿 真打昇進披露興行 二日目

4/20(木)、お江戸日本橋亭で行われた「一龍斎貞寿 真打昇進披露興行」二日目に行ってきた。


・伊織「三方原軍記」
・凌鶴「一心太助 旗本との喧嘩」
・梅福「お竹如来
・琴柳「野狐三次 木端売」
・貞山「出世田沼」
・琴梅「秋色桜」
~お仲入り~
・口上(琴柳:司会、貞山、貞寿、貞心、琴梅)
・貞心「真柄のお秀」
・貞寿「赤穂義士本傳 赤穂城大評定~矢頭右衛門七
 
伊織さん「三方原軍記」
言ってる言葉がほとんど理解できず、不安にかられる。
こここりは。こんな調子で講談ばかりがずーーーっと続いて大丈夫だろうかあたし。ひぃー。
 
凌鶴先生「一心太助 旗本との喧嘩」
おおお、面白い。
一心太助という魚屋が魚を買ってもらおうと屋敷に入っていくと、獰猛な犬をけしかけられる。
侍を恐れぬ一心太助、その屋敷の主に刀を抜かれて絶体絶命のピンチになるのだが、そこを通りかかった侍が…。
講談というより落語っぽい話。
凌鶴先生初めて見たけど、独特の軽さがあってとっても楽しかった。好き好き。
 
梅福先生「お竹如来
言いよどみが多くてドキドキしてしまった。あんまり普段やらないはなしだったのかな。
梅福先生は前にも一度見たことがあるんだけど、講談に詳しくないのでなんという話だったのかわからなかったんだよな。
 
琴柳先生「野狐三次 木端売」
琴柳先生は寄席で何回か見ているけど大好き。
こういう孝行の話って結構あるんだな、落語や講談には。
生意気で気骨があって病気の母親を助けようとする子どもが琴柳先生にぴったり。
 
貞山先生「出世田沼」
おお、貞山先生!か、かっこいい。前に松之丞さんが講談は男前じゃなきゃいけない、自分はかなりぎりぎり(やばい)みたいなことを言っていたけど、たしかにこれは…講談顔(え?失礼?)。
武士の話を得意とされているんだろうか。なんかとても重厚感がある語りでかっこよかった。

琴梅先生「秋色桜」
おお、この話は聞いたことがある。こういうのもおめでたい席で好まれる講談なんだな。なるほど。
琴梅先生は初めて見たけれど 重厚感もあるけど軽さもあってあたたかみもあって…講談に通い続けていたらこういう先生を好きになりそうな予感…。


口上(琴柳先生:司会、貞山先生、貞寿先生、貞心先生、琴梅先生)
頭を深々と下げている貞寿さん。落語の披露口上では少しだけ顔をあげるから表情が見えるけど、これだと全然見えない。
初日はかなりにぎやかな口上だったらしいんだけど、この日は司会が琴柳先生だったせいか?あるいは並んでいる先生方のキャラクターなのか、とてもぴしっとした口上で、初めて行った私にはとてもいいメンツだった気がする。
明るくて人懐っこくてひたむきな貞寿さんをどの先生もみな大好きでかわいがっているのが伝わってくる口上。
貞心先生が頭を下げている貞寿さんを時折ちらっと見つめるんだけど、そのまなざしが優しくてじーんとくるし、貞山先生が時々ちらっと貞寿さんを見るのがなんか面白がってる感じが伝わってきて楽しかった。
琴梅先生がこういう場合のご祝儀について事細かく説明したのも、やさしさっていうか思いやりがあってよかったなぁ。
下を向いている貞寿さん、きっとにこにこの笑顔だったんだろうな。
 
貞心先生「真柄のお秀」
初めて見た貞寿さんの師匠。かわいいっ!(笑)
とてもユーモラスな話をすごくいいリズム、気持ちのいい声、そしてあの愛嬌のあるかわいらしい顔でされるから、楽しい楽しい。
私、この先生好きだわ。
 
貞寿先生「赤穂義士本傳 赤穂城大評定~矢頭右衛門七
にこにこ顔で登場。本当に嬉しそうで幸せそうで見ているこちらもうれしくなる。
このお披露目では「赤穂義士本傳」を通しでやります、と「赤穂義士本傳 最後の大評定」。
講談をそれほどたくさん聞いているわけではないので初めて聴く話。
まくらは可愛らしい声の貞寿先生だけど、話が始まった途端に声の出し方ががらりと変わって、それがかっこよくて鳥肌がぞわぞわ…。

特に「矢頭右衛門七」の母とのシーンには涙涙。
気合が入っているけど力は入りすぎてないとても素晴らしい高座だった。


そもそも貞寿さんのお披露目に行こうと思ったのは、連雀亭で見た貞寿さんのまくらと講談がとても楽しかったからと、時々読んでいた貞寿さんのブログがとても好きで…特にこの日の記事を見た時、もう他人とは思えなくて、いてもたってもいられなくなったからだった。

ameblo.jp

講談は寄席で間に挟まっている時に聞くぐらいで、嫌いではないけれどあえて講談だけの会に行くほどではないと思っていたし、講談だけずーーーっと続くのは自分にはちょっときついんじゃないかとも思っていた。
でも行ってみたら講談の中にもいろんな話があって、そしていろんなタイプの講談師がいるんだなぁ、と改めて気づかされて、とても楽しかった。

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