りつこの読書と落語メモ

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ぎやまん寄席 湯島天神編(第83回) 百栄ひとり会

9/8(木)、「ぎやまん寄席 湯島天神編(第83回) 百栄ひとり会」に行ってきた。

・たま平「出来心」
・百栄「寿司屋水滸伝
・百栄「ぞろぞろ」
~仲入り~
・百栄「天使と悪魔」

たま平さん「出来心」
まくらはぎこちないのに落語に入ったとたんにしゃべりが達者になるのが面白い。
おとうさんより声も口跡も滑舌もいい。
でもそれで面白いかというとそこが…というのが落語の面白いところ。


百栄師匠「寿司屋水滸伝
日曜日にこの場所(湯島天神)行われた謝楽祭の話。
雨の予報だったけど当日は晴天。それはよかったけどなにもあそこまで晴れなくても…。とにかく暑くて暑くてどうしようもなかった。
この建物の2階が楽屋になっていたんだけど、噺家っていうのはお喋りが多い。その中でも特におしゃべりな人たちがずっとぎゃあぎゃあ喋っていてもう頭痛くなっちゃった。
特に自分の同期の○○が…同じことをいつまでもいつまでも言っていてそれを焚き付けるやつもいて…内容的にはほんとに小4男子レベルですから。
そしてこの祭り、2年前からこちらでやるようになったんですけど、こちら(湯島天神はとても協力的で気持ちよく場所を貸していただいているんですが、文京区が全く乗り気じゃない。
なのでああだこうだといちゃもん…いちゃもん言っちゃいけないですけど、とにかくあら捜しをしてくる。
あれもだめこれもだめで圓朝祭りの時は出来てた店もこちらではできないなんてこともあって。
私もなんかやってもよかったんですけどね。私だと…寿司、ですかね?
生ものなんてこちらでなくてもできませんから。
寿司なんかやったら逮捕されそうですね。役所にそういう権限がなかったとしても。

そんなまくらから「寿司屋水滸伝」。
何回か聞いているけど、前に聞いた時より刈り込まれて、面白さが凝縮された感じ。
ふにゃふにゃした店主が百栄師匠にとてもよく合ってる。


百栄師匠「ぞろぞろ」
百栄師匠は古典も面白いからすごい。
激しく改変するわけでもないのにちゃんと百栄ワールドになってしまうんだよなぁ。
よく聞く縁結びの神様のまくらだったので、え?たらちね?と思っていると、縁結びの仕事が終わって帰っていく神様の中にはすぐに帰らず道中物見遊山をしながら帰る神様もいる、と。
そんな神様が自分の社に戻ってきて、半年も空けちゃったから埃がすごいな、酒でも飲んで寝ちゃいたいけど酒がない、なんて言ってると、お詣りに来たひとが。
誰だろうと見に行くと荒物屋の娘。父親が長生きしますように、それから店にお客さんが来ますように、売れ残ってるわらじが売れますように。そう祈ってお酒を置いて帰っていく。
美味しいお酒だったので神様が喜んで娘の願いを叶えてあげる。
うおー「ぞろぞろ」だ!こんな入り方初めて聞いた!

床屋の大将が羨ましがって真似をするんだけど、しつこく三回もお願いするものだから、最初は「わかったわかった。叶えてやるよ」と言っていた神様がいらっとするのが面白い。
ふわふわしていてちょっと気持ち悪くて楽しい「ぞろぞろ」だった。


百栄師匠「天使と悪魔」
百栄師匠のダークサイド炸裂で楽しい!
何回か聞いているけど今までで一番ウケていたのは落語通が多かったから?なのかもしれない。
それにのせられて百栄師匠がどんどんテンションが上がっていくのがまたおかしくておかしくて。
楽しかった~。