りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

春風亭百栄独演会

1/20(月)、ミュージックテイトで行われた「春風亭百栄独演会」に行ってきた。
 
・百栄「お血脈
・ 百栄「寿司屋水滸伝
~仲入り~
・ 百栄「生徒の作文」
・ 百栄「ものいい」
 
百栄師匠「お血脈
仏教についてのまくら。まじめな話なのに、なんか面白いのは百栄師匠の喋り方がゆるゆるしているからなのかな。楽しいなぁ。
そんな長めのまくらからの「お血脈」。
悪いことをした人間が血脈の印をいただいてみんな極楽に行ってしまうため、地獄に来る人間がいなくなってしまい、「それじゃ基準を緩くしよう」と基準を緩くしたせいで、地獄は小市民の集まりになってしまったというのがおかしい。
血脈の印を盗みに行った五右衛門が善行寺に行って「あれ?なんかガイジンばかりじゃねぇか」というのもおかしいし、写真を撮ってくれと言われてスマホを渡されるのもおかしい。
新作派の人が古典をやるとムムムなことが多いけど、百栄師匠は古典も新作と同じぐらい楽しい。
 
百栄師匠「生徒の作文」
母校のサッカー部が大会で優勝したというまくら。
実はその決勝戦の2日前に母校に学校寄席で呼ばれて生徒さんたちの前で落語をしたんですよ。
私そこで「露出さん」をやりまして…多分それを聞いたサッカー部の生徒さんたちに勇気を与えたんだと思います。
 
…ぶわははははは!!
百栄師匠、ほんとですか?ほんとに「露出さん」やったんですか?まーじーで?
そんなまくらから「生徒の作文」。
読む作文の内容がめちゃくちゃおかしい。
料理評論家になりたい岸朝子(小学生)がお友だちの誕生日パーティに行って出てくる料理を厳しく批判。さんざん批判した後で、でも庶民だからむしろいいのかもしれません、というのに圧倒的な上から目線に爆笑。
その次に読んだのが、変態小学生。給食係の女子や保健の先生への妄想が気持ち悪くておかしい。
最後に読んだとっちらかった小学生の話題の飛び具合にも笑ったー
 
百栄師匠「物言い」
初めて聴く噺。
人気力士の横綱昇進がかかった勝負で物言いがつき、役員が話し合い。
話し合ってる人の名前が「一合炊きさん」って?(笑)
誰がどう見ても相手の力士の方が勝ちなんだけど、この相手力士、その名もディスリ山。薬物疑惑もあるブラックな力士なのだ。
一合炊きさんだけは「勝負は勝負」という考えなんだけど、他の人たちはみな人気力士に軍配を上げるべきという考え。
しかし みんなが説得しようとしてもどうしても応じない一合炊きさんは、たとえ人間性に問題があってもその選手や競技自体は嫌いにならないと力説。
そこであれこれ話し合いが行われ…。
 
次々挙がる選手の名前だけで笑える。
途中でちょっとネタが飛んだりしてたけど(笑)それもおかしくて、笑った笑った。
久しぶりのももえちゃんの独演会、楽しかった!