りつこの読書と落語メモ

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千年鬼

千年鬼

千年鬼

★★★★

友だちになった小鬼から過去世を見せられた少女は、心に“鬼の芽”を生じさせてしまう。小鬼は彼女を、宿業から解き放つため、千年にわたる旅を始める。

おおっ、なんかこういうものを久しぶりに読んだな。とても読みやすいファンタジー。ピチピチ感性の若い子が読むといいのかも。

あまりにも理不尽な目に遭って怒りと恨みでいっぱいになり鬼の芽を宿してしまうひとたち。その芽を集める小鬼と黒鬼。後半に明かされる小鬼の一途な想いが切ない。
苦しみばかりが多いけれどそれでも人間として生まれることが幸せなのか?人間として生まれることに意味はあるのか?そもそも幸せってなんだっけ? なんだか少し考えさせられた。