りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

窪美澄「タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース」

タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース (単行本) 作者:窪 美澄 筑摩書房 Amazon ★★★ とある団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。父とは死別し、母は数年前に出て行ったきり。家計を支える姉に心苦しさを覚えながらも、ぜんそく持ちで、かつ高校でいじ…

遠野遥「破局」

破局 (河出文庫 と 10-2) 作者:遠野 遥 河出書房新社 Amazon ★★★ 私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。 【第163回芥川賞受賞作】 …

チェ・ウニョン「明るい夜 (ものがたりはやさし)」

明るい夜 (ものがたりはやさし) 作者:チェ・ウニョン 亜紀書房 Amazon ★★★★★ 〈大きな悲しみが、私を守ってくれる〉 『ショウコの微笑』『わたしに無害なひと』の気鋭のベストセラー作家、初の長編小説 ---------------------- 夫の不倫で結婚生活に終止符を…

村田喜代子「あなたと共に逝きましょう」

あなたと共に逝きましょう (朝日文庫) 作者:村田喜代子 朝日新聞出版 Amazon ★★★★★ 単行本刊行時には書評・インタビューでとりあげられ、中高年向け雑誌で話題になった著書の文庫化。 昭和・平成の上昇期を生きてきて、老い方を知らない団塊世代の共働き夫婦…

辻村深月「琥珀の夏」

琥珀の夏 (文春文庫) 作者:辻村 深月 文藝春秋 Amazon ★★★★★ 大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。 かつてカルトと批判された〈…

桐野夏生「オパールの炎」

オパールの炎 作者:桐野夏生 中央公論新社 Amazon ★★★★ 「なぜ私が姿を消すことになったのか、伝えたい。話したい。しかし、できない。」 彼女は、主張し、批判され、糾弾し、嘲笑されて、突然、姿を消した。時を経て集められたいくつもの証言から、時代に埋…

辻村深月「傲慢と善良」

傲慢と善良 (朝日文庫) 作者:辻村 深月 朝日新聞出版 Amazon ★★★★ 婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧…

長嶋有「トゥデイズ」

トゥデイズ 作者:長嶋 有 講談社 Amazon どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。 夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。…

益田ミリ「永遠のおでかけ」

永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1) 作者:益田 ミリ 毎日新聞出版 Amazon ★★★★ 「父が最後に買ってくれたのはセブン-イレブンのおでんだった」「ダ・ヴィンチ」編集部が選んだ「今月の絶対はずさない!プラチナ本」 (2018年3月)に選出。心に響く名作…