わたしの本当の子どもたち
★★★★
もしあのとき、別の選択をしていたら?パトリシアの人生は、若き日の決断を境にふたつに分岐した。並行して語られる世界で、彼女はまったく異なる道を歩んでゆく。はたして、どちらの世界が“真実”なのだろうか?ヒューゴー賞・ネビュラ賞同時受賞の『図書室の魔法』と“ファージング”三部作の著者が贈る、感動の幻想小説。全米図書館協会RUSA賞、ティプトリー賞受賞作。
この人と結婚するか否か、この選択が自分の運命の分かれ道。というのは間違いのないことだが、実はこの選択が世界の分かれ道でもあったとは。
でもそういう小さな選択が積み重なって世界を作っているのかもしれない?そりゃ頭も混乱するよね。全然別の世界で別の人生を生きていたんだから。
でもどういう選択をしたとしてもそれが自分の人生。全く別の道を歩んだように見えるけど根っこの部分は変わらないことに感動。
この間読んだ川上弘美作品と同じようなテーマだったのでちょっと驚いた。