りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第五回 朝也・粋歌の小さなお手伝い

3/20(金)、落語協会で行われた「第五回 朝也・粋歌の小さなお手伝い」に行ってきた。
木戸銭と募金を東日本大震災義援金として被災地に寄付をするという会。なんともう5回目。素敵だ。

・朝也「鈴ヶ森」
・粋歌「ヒーロー」、かっぽれ
・朝也「愛宕山

朝也さん「鈴ヶ森」
声が大きくて明るくて楽しい高座。
この日は昼間も3席やってきたとおっしゃっていたけど、元気だなぁ。

粋歌さん「ヒーロー」
初めて聴く噺でうれしい!
バイト先のスーパーで残業を終えた女性。お店のおばさんにお礼を言われると「働くの好きですから」と健気な返事。
Wワークをしているらしく次のバイト先に向かうところへ現れた男。粋歌さん得意のだめんずか?!と思っているとなんとこれが5レンジャーのレッド。
今は健気にバイトに励む彼女は元「ピンク」。

いやぁバカバカしいけど面白い。
途中でやりながら粋歌さんが「ひどい噺だ、これー。お客さん、怒らないでくださいね」と言ったのがおかしくて。
粋歌さんの新作はどれもなんか元気が出るから好き。

これだけじゃ申し訳ないのでかっぽれ踊ります。大丈夫です、これでまた古典の世界に戻れます、とかっぽれ。楽しい。

朝也さん「愛宕山
これがとっても楽しかった。
幇間の一八が最初調子のいいことを言って山を登りながら歌を歌うんだけど、これがうまい。
歌を歌ってる真似をしているんじゃなく、ちゃんと歌。でもちゃんと落語。
かわらけを投げる様子もテンポが良くて調子が良くて楽しいし、小判がほしくて飛び降りた一八が落ちている小判を次々拾うところも楽しい。
ああ、いいなぁ朝也さん。さすがNHKで大賞をとっただけのことはある。すごくよかった。

この日は落語の後にブログでお知り合いになった方と一左さんの会で何度もご一緒している方と3人で飲んだ。
最近、落語の話がしたくてしたくてしょうがない私はもう、あの人がいいこの人がいい小三治師匠と付き合いたい(←酔っ払うと必ず言う)と言いたい放題。
いやぁ楽しかったー。好きなことを肴に好きな人たちと飲む酒はうまいっ!