りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

小太郎小んぶ二人会 Vol.7

8/19(火)、テイト西新宿店で行われた「小太郎小んぶ二人会 Vol.7」に行ってきた。

・小太郎「おすわどん」
・小んぶ「夏泥」
〜仲入り〜
・小んぶ「浮世根問」
・小太郎「百物語」

小太郎さん「おすわどん」
初めて聞く噺。怪談だけど結局のところくだらないのがナイス。

小んぶさん「夏泥」
小んぶさんに「夏泥」は合ってるなぁ。
どろぼうにたかる男もたかられる泥棒も両方とも鷹揚な感じがしてなんとも楽しい。
この噺を聞くたびにこんなこと現実にあるわけないよなーって思うけど、もしあったとしたら小んぶさんみたいな人なんだろうな、と思う。

小んぶさん「浮世根問」
これがもうめっちゃくちゃ面白かった。
「教わったまんまやった」とご本人がおっしゃっていたんだけど、誰に教わったんだろう?!古典だけど新作っぽくてこんな小んぶさんは初めてでとっても新鮮。

くまさんとご隠居の会話なんだけど、「○○…っておいっ!」とか「○○やないかーい!」とかって突っ込むのがすごいおかしくて、小んぶさんが自分で言いながらちょっと笑っちゃってるのがまたなんともおかしくて最高だった。

小太郎さん「百物語」
これがまた面白かった!
お通夜で集まった仲間たち。こんなふうに集まることはめったにないから百物語をしようぜということになり、一人ずつ怖い話をしていく。
怖い話なんか知らないよと言ってたやつも、人の話を聞くと「それを聞いて思い出したんだけど」「そういえばこういうのを人に聞いたことがあったんだけど」と次々話をしていってそれが話を終わるたびに1つ吹き消すろうそくの相乗効果でこわーい雰囲気に。
話しているうちにだれてきて…とくだらない話が続いたり、また怖い話で流れを元に戻したり…そして最後の最後でちゃんと怪談になっているところが、実に見事。楽しかった!