太陽の坐る場所
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になったクラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」出来事―。よみがえる「教室の悪意」。28歳、大人になってしまった男女の想いを描き、深い共感を呼び起こす傑作ミステリー。辻村深月の新境地。
今まで読んだ辻村作品の中で唯一嫌いかもしれない…。
集団の中で自分の地位をはかり、自分より上の者に気に入られようとし、下の者に優越感を抱く。
自分がいちばんほしいヒトを他の人にとられないようにと、誰にも彼にも話をして味方につけようとする。
確かに女にはこういうところ、ある。
でもそれがすべてじゃないし、それが女のコアな部分ってわけでもない。
そういう部分を持っているからこそ、それを表に出さないように頑張って生きているんじゃないのかなぁ。
あまりにも露骨な女の悪意のオンパレードにちょっとおなかいっぱい…。げふ。