クリスマスに少女は還る
- 作者: キャロルオコンネル
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/09
- メディア: 文庫
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クリスマスも近いある日、二人の少女が失踪した。刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に殺された双子の妹。だが、犯人は今も刑務所の中だ。まさか? 一方、監禁された少女たちは奇妙な地下室に潜み、脱出の時をうかがっていた……。一読するや衝撃と感動が走り、再読しては巧緻なプロットに唸る。新鋭が放つ超絶の問題作!
この猛暑の最中にクリスマスかよ!!と自分で自分に突っ込みを入れつつ…。
いやはやいやはや。これは面白かった!!
久しぶりに読んだミステリーだったんだけど、はらはらどきどきしたり、ぐっときて思わず涙が出たり、がんばれがんばれ!!と声援をおくったり、もしかしてこいつが犯人なんじゃないの?と推理したり…ミステリーを読むたのしさを久しぶりに思い出させてくれた小説だった。
素晴らしい!ブラボー。
そしてこの邦題の素晴らしさ…。
最後まで読んで鳥肌。ああ、そうだったのか、と。
ラストには賛否両論あるようだけど、私は好きだったなぁ…。