りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭6月下席夜の部

6/29(水)、末廣亭6月下席夜の部に行ってきた。

・勢朝「袈裟御前」
・夢葉 マジック
・一九「寄合酒」
・南喬「壺算」
~仲入り~
・菊太楼「強情灸」
・正楽 紙切り
・歌る多「つる」
・小団治「ぜんざい公社」
・仙三郎社中 太神楽
小三治粗忽長屋

勢朝師匠「袈裟御前」
地噺…なんだろうけど…漫談の割合が高すぎて落語の世界に入っていけない…。もったいないように思ってしまうけど、好みの問題かな。

一九師匠「寄合酒」
乾物屋さん気の毒だけど楽しい~。
とぼけた味わい。好き好き。

南喬師匠「壺算」
上下を切ることでがらりと雰囲気が変わる。
番頭さんがなんともいえず魅力的でかわいい。
「私あなたを気に入りました。ひとの買い物にこんなに一生懸命になって」。いいセリフ。

正楽師匠 紙切り
なんだか弾むようにご機嫌な正楽師匠。見ていてこちらも楽しくなってくる。
「織姫と彦星」「あやめ祭り」「蛍狩り」。

仙三郎社中 太神楽
わー仙成くんと仙三郎師匠の二人!
舞台に上がる前に二人が楽しそうにリズムをとるところが見えて嬉しくなってしまった。
笠のとりわけで仙成くんが最後にミスをしてしまったんだけど、もう一度やり直して拍手!

小三治師匠「粗忽長屋
小三治師匠の「粗忽長屋」はなんでこんなに楽しいんだろう。
くさい演技をするわけじゃないのに、ちょっと身体を引いたり、ぶんっと上下をきるだけで、もうたまらなくおかしい。

まめでそそっかしくて自信満々の男と、無精でそそっかしくて言いなりになっちゃう男。
ありえないような噺なのに、こんなに自信満々に「おめぇの死骸を引き取りに行くんだよ」と言われたら「え?そうなのかな」と思っちゃいそうだ。

小三治師匠の落語の世界に身を任せる楽しさよ…。こういう高座に出会えるから小三治師匠ファンはやめられないのだ。