りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場6月下席昼の部

6/28(火)、鈴本演芸場6月下席昼の部に行ってきた。

・一花「たらちめ」
・花ん謝「権助提灯」
・藤兵衛「つる」
・菊之丞「親子酒」
・ニックス 漫才
・歌之介 漫談
・志ん輔「初天神
・ダーク広和 マジック
・はん治「妻の旅行」
~仲入り~
・あずみ 三味線漫談
・一朝「ちはやふる
・喬之助「宮古川(上)
・正楽 紙切り
・小ゑん「ぐつぐつ」

花ん謝さん「権助提灯」
旦那が奥さんとお妾さんからなんだかんだと言われ「いやでもそれはね、あーうん…あーうん…あーうん」と押し切られるのがおかしい。なかなかのハンサムだけど妙に権助が権助らしいところがいい。

藤兵衛師匠「つる」
もっと見たいと思っていた藤兵衛師匠!
なにゆえ「つる」?他の噺が見たかったなぁ。って私がこの噺を全然面白いと思えないからがっかりしちゃうんだけど。

菊之丞師匠「親子酒」
テッパン。正直「またか」と思うけれど、この日のお客さんは団体客がいたせいか年齢層が高めだったせいか、とにかく重かったので、これぐらいクサくやらないと笑いはとれないよな、たしかに。

歌之介師匠 漫談
いつものハイテンションな漫談。この日一番ウケてた。むーん。

はん治師匠「妻の旅行」
はん治師匠の「妻の旅行」でもドッカンドッカンウケるでもないお客さん。大変だ、これは。

一朝師匠「ちはやふる
おおお、一朝師匠が「ちはやふる」!
この間末廣亭小三治師匠が「ちはやふるをやられたときに一朝師匠も出られていて、それでかけてみようと思われたのかな?なんて勝手に妄想して喜ぶファン。きゃーきゃー。
この噺って案外笑いをとるの難しいんだなー。どっかんどっかんではないけれど好きだなぁ~。

小ゑん師匠「ぐつぐつ」
自分も名前を残したいと小ゑん師匠。どんなふうに名前を残すのがいいかと考え、単位名になるのがいい、と思った。
例えば「ワット」とか「ヘクトパスカル」は人名からきている。
自分の名前もそんな風に単位に使われてるようになったら最高。
例えば「今日の高座は1小ゑんだったな」とか「10小ゑんで1圓丈」とか。
小ゑん師匠らしい発想に大笑い。面白いなぁ。

そんなまくらから「ぐつぐつ」。
ほんというと、七夕が近いから「新竹取物語」を期待したんだけど、団体客がいたからテッパンに行くよね。この日のお客さんに受け入れられるのかしらとドキドキしていたのだけれど、結構ウケてて、ほっとしたりして。(私は何者だ)
ところどころ古典落語っぽいテイストが入るところがおかしい。
私は売れ残ってる「袋」ちゃんが「今日もお茶を引いちゃって」って言うところがとっても好き。