りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第210回葵落語会

10/23(金)葵寿司で行われた第210回葵落語会に行ってきた。

・幸之進「桃太郎」
・雲水「軒付け」
・談幸「宗萊の滝」

幸之進さん「桃太郎」
最近、幸之進さんといえば「桃太郎」だなぁ。
落語芸術協会に入って前座をやっている幸之進さん。どうしても一緒に入った吉幸さんの方がインパクトが強い(真打直前だったのに前座)ため、印象に残らないというかインパクトに欠ける、という愚痴。わははは。確かに中途半端な反応をされるのもきびしいよなぁ。がんばって〜。

雲水師匠「軒付け」
初めて聴く噺。楽しかった!
浄瑠璃を習い始めた男が発表会で五段目を語ったけどアガってしまって大失敗。もうこのダメダメさがめちゃくちゃおかしい。
その話をおもしろおかしくするとその相手に、浄瑠璃好きの素人が集まって「軒付け」をしてるから仲間に入れてもらえば?とすすめられる。
軒付けというのは家の軒に集まって勝手に浄瑠璃を語って聞かせるという、なんともはた迷惑な行為…。嫌がられる場合もあるけれど、たまたま浄瑠璃好きの家に当たって家に上げさせてもらえたうえに鰻のお茶漬けをごちそうされたと聞いて、すっかりその気になった男。早速紹介してもらい一緒に「軒付け」に伺うことに。

他の素人浄瑠璃愛好家もその男とたいして変わらないレベル。
いつも三味線を弾いてくれる人が急用で来られず代わりによこした人がものすごいへたくそで手間がかかったり、喧嘩と間違えられたり…
ばかばかしくて楽しくて笑い通しだった。

談幸師匠「宗萊の滝」
これも初めて聴く噺。
名人の出世譚だけど、宿屋の主の人の良さやそれについつい甘えて修業がおろそかになる宗三郎が人間味があってじんわりと楽しい。

今回は3席中2席も知らない噺を聴けてとっても満足。
しかも落語の後の打ち上げのお料理がめちゃくちゃおいしいんだ。楽しかった〜。