りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

秋の快楽亭ブラック祭り 第1部 サダ・ブラ二人会

9/22(日)、らくごカフェで行われた「秋の快楽亭ブラック祭り 第1部 サダ・ブラ二人会」に行ってきた。

・快楽亭ブラ坊「転失気」
・立川左談次「錦の袈裟」
快楽亭ブラック「目黒の秋刀魚」
〜仲入り〜
・立川抜志「夏の医者」
・立川左談次「読書の時間〜町内の若い衆」
快楽亭ブラック「蛙茶番」

左談次師匠「錦の袈裟」。
左談次師匠を見るのはこれで二回目。佇まいや話し方がきりりっとしていて毒気もあって大好き。かっこいい。
前回は立川流の寄席で見てまくらもほとんどなかったんだけど、今回は二人会ということでまくらもたっぷり。
私もらくごカフェは初めてでたどり着けるか心配だったんだけど、方向音痴で地図が読めない左談次師匠は神保町の駅に着いてから1時間半迷ったと。そこまで迷えるのはある意味凄いかも…。

左談次師匠の与太郎が思っていた以上に破壊的で大爆笑。
どう破壊的かといえば、全身全霊与太郎なのだ。もう顔中が笑顔。それだけでおかしい。
与太郎になった瞬間にこちらの力がぐにゃ〜って抜けてしまう。
マニアックなくすぐりが入るも、マニアックすぎてついていけないのがまた楽しい。

ブラック師匠「目黒の秋刀魚」。
初めて見たブラック師匠。
噂を聞いていて、おそらく私は好きか嫌いかのどちらかだろうな、と思ってはいたのだが…。だ、だめだった。それはもう小気味いいほどに。
下ネタがすごすぎて私には無理…。まくらの段階でどんどん気持ちが引いていく。
あまりに激しい下ネタって、女避けなのかな、と思ってしまう。女はおれの落語会には来るな!みたいな。
「目黒のさんま」は大好きな噺だけど、もう気持ちが引いてしまってまるで笑えなかった。

左談次師匠「読書の時間〜町内の若い衆」。
本が大好きな左談次師匠が雑誌や本を読みながら鋭い突っ込みを入れていく。これが最高に面白かった。 特に私がこの間寄席で見て「う、うーん」と思った、談慶師匠への突っ込みが最高だった。気持ちのいい切れっぷり。
歯に衣着せぬ毒舌だけど品があるからいやじゃないなぁ。もうこういうのはほんとに好き嫌いの問題だな。 「町内の若い衆」もきっぷがよくてすかーっと気持ちよかった。

ブラック師匠「蛙茶番」。
噺に入ってすぐに、あ、これは「蛙茶番」だな、とわかった。ああ、また下ネタか…。
悪口もなんかだめだ…。むり。

それにしても前の方に座って引きまくりで申し訳なかった。これからはキケンがありそうなときはあまり前の方に座るのはやめよう。