バッタを倒しにアフリカへ
★★★★★
◎バッタ被害を食い止めるため、
バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。
それが、修羅への道とも知らずに……。◎『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る科学冒険ノンフィクション!
この人は一体何者なのだろう、なぜこの本を書いたんだろう?という疑問を胸に読み始めたのだが、なるほど…研究を続けるためだったのか。ものすごいバイタリティ。
言葉も通じない、文化や考え方も違う国に飛び込んで、味方を作りながらバッタの研究にまい進する姿がカッコいい。
また干ばつに襲われてバッタがいなくなってしまった時に「浮気」と称して別の虫の観察をしたりフランスへ渡るという柔軟なところも素敵だ。
料理もおいしそう!(でも「砂漠料理を味わいたければせっかくの料理に砂を一つまみ入れるとよい」のキャプションに大笑い)
自分で道を切り開くとはこういうことを言うのだな、と思う。素晴らしい!