りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭12月中席昼の部(7日目)

12/17(土)、末廣亭12月中席昼の部に行ってきた。

・伸しん「初天神
桃之助「犬の目」
・一矢 相撲漫談
・圓満「子ほめ」
・笑好「ぜんざい公社」
・里光「のめる」
・歌蔵「熊の皮」
・章司 江戸売り声
・柳好「やかん」
・小南治「ドクトル」
東京ボーイズ 漫談
・松鯉「赤穂義士外伝 鍔屋宗伴
~仲入り~
・くま八「動物園」
・京太・ゆめ子 漫才
・小文治「幇間腹
・喜楽・喜乃 大神楽
・南なん「死神」
 
歌蔵師匠「熊の皮」
好きだなぁ、歌蔵師匠の「熊の皮」。
さん助師匠の「熊の皮」とはまた全然違うんだけど甚兵衛さんが素直でかわいい。

小南治師匠「ドクトル」
なんか喋り方が独特でちょっと癖があるんだな、小南治師匠って。ちょっと舌をぺろって出すのも少し気になる。
でも毎回変わった噺をしてくれるのはうれしいな。この噺も初めて聞いた。
医者のもとに、へんてこりんな病気にかかった患者がやってくるという噺。昭和テイストが味もあるしちょっと時代遅れでもある。微妙。

遊雀師匠「粗忽長屋
すごく大爆笑にもっていける噺もあるのに毎回それじゃなくて噺をいろいろ変えてまた笑わせ方も変えているのが素敵。

南なん師匠「死神」
わーー、南なん師匠の「死神」初めて。うれしい~!
死神がちゃんと不気味でだけどちょっとおかしい。
展開も呪文もオーソドックスなんだけど、ちょっと怖くてちょっとおかしくて南なんワールドになってる。
最後のシーンではそれまでが結構おかしくて笑ってただけに、わ…やっぱりそうなのか、とちょっと驚いてちょっと怖かった。
面白いのにちょっぴり不気味。やっぱり死神って怖いものなんだな…。死っていうのは人間にとって理解できたり取引できるものじゃないんだな、という余韻が残る。
でも後味が悪くない不思議。