りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

葵落語会

12/12(金)、石神井公園の葵寿司で行われた「葵落語会」に行ってきた。
ここのお寿司屋さんで長年落語会をやられている談幸師匠。
談幸師匠はまだ一度も見たことがなかったのだが落語友だちに「りつこさん絶対好きだと思う」と誘ってもらい、私も好きなんじゃないかという気がする〜とほいほい参加。

・三遊亭遊松「孝行糖」
・笑福亭羽光「読書感想文」
・立川雲水「胴切り」
〜仲入〜
立川談幸「妾馬」

遊松さん「孝行糖」
遊松さんは遊三師匠のお弟子さん。
明るくて元気な落語。与太郎がほんとにだいじょうぶか?と心配になるくらいバカっぽくて笑える。

羽光さん「読書感想文」
まくらで羽光さんが考案したという落語の予告編。「寿限無」や「まんじゅうこわい」が切り取り方によってはミステリーやホラーっぽく予告できるというのが面白い。
「読書感想文」は「ももたろう」の読書感想を子供たちに言わせる、という新作落語
最初に出てくる「…は面白かったです。…はこわかったです。」という感想はいかにも子供が書きそうでおかしい。

雲水師匠「胴切り」
顔を見てあれ?見たことある?と検索してみたら、昨年の談志まつりで見ていたのだった。
あの時はそれほど印象に残らなかったんだけど、面白かった〜。
「胴切り」っていう噺が大好きっていうのもあるんだけど、雲水師匠がなんかちょっとこう挙動不審っていうか独特な感じがあってそこがもう非常にツボで途中からスイッチが入ったように笑いっぱなしになってしまった。
面白いっ!
しかも聞いたことがないサゲだなぁと思ったら、打ち上げのときに聞いたら師匠独自のサゲらしい。 「下ネタですみません」とおっしゃっていたけど、最高だわ。

談幸師匠「妾馬」
友だちに言われた通りにとても好きなタイプの噺家さんだった。
ちゃんとした落語をやられる方なんだろうなという印象があったんだけど、想像していたよりも愛嬌があって明るくて面白い!
今まで聞いた「妾馬」の中でいちばん好きだったかも。
ああいえばこういうの八五郎が調子がよくてかわいくて、妹や母親を想う気持ちもさりげなくでも心にしみてじーん…。
たくさん笑ってちょっと泣いて…すごく良かった。好きだった。
打ち上げのときに談幸師匠に「一番笑ってくれてましたね」と言われて、うひゃ〜。
また好きな噺家さんが増えてしまった。どうしよ。