のはなしし
- 作者: 伊集院光
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/06/11
- メディア: 単行本
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「ああああ」の話から「んかきそこねもの巻」の話まで全91話。笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる!って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。
のはなしを読むようになってからすっかり印象が変わった伊集院さん。それまではクイズが得意で時々上手いことを言う小賢しいデブと思っていたんだ、ごめんなさい。
基本的にはバカバカしい内容で、がはは!と笑えるんだけど、時々繊細さや芯の強さが伺える文章があってドキッとする。
自分のことをよく知っていて立ち位置もよくわかっていて、だけどそこで上手に踊っているだけの人じゃない。そこに魅力がある。
落語にはまっている私には、落語家時代のエピソードがとても面白かった。