りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第598回 紀伊國屋寄席

10/20(月)、紀伊國屋ホールで行われた「第598回 紀伊國屋寄席」に行ってきた。

・ゆう京「二人旅」
・一蔵「たいこ腹」
・鯉昇「蒟蒻問答」
文楽「天災」
〜仲入〜
志らく粗忽長屋
小三治時そば

ゆう京さん「二人旅」
ゆう京さんの「二人旅」は以前末廣亭でも聞いたことがあったんだけど、これ…難しい噺だよね…。これを前座さんが開口一番でやるのってどうなんだろう。しかもなんか面白くなさそうにやるんだよなぁ…。
ゆう京さんは前に何回か見ていて「弥次郎」とか結構楽しかったので、「なんでこの噺をこんなにつまらなそうにやるんだろう。」と頭の中がはてなでいっぱいに…。

一蔵さん「たいこ腹」
ゆう京さんでほとんど笑いが起こらなかったことに触れて「この会のお客さんは笑わない。特に小三治師匠がトリの時は笑わない」とチクリ。いやいやいや…まぁ確かに独特の重たい雰囲気はあるけど…。
いつもの田柄高校のまくらで笑わせ、「たいこ腹」で客席をほどよくあたためる。さすがと思うが、私はあまり得意な噺家さんじゃないんだなぁ…。

鯉昇師匠「蒟蒻問答」
いつもの同窓会のまくらから「蒟蒻問答」。鯉昇師匠の「蒟蒻問答」ほんとに大好き。
最後の「あっかんべー」がとってもキュートで幸せな気持ちに。

文楽「天災」
小三治師匠の「天災」とは違ったイメージ。ああいえばこういうの八五郎がなまる先生に問い詰められて「そりゃもう諦めるよ」と言うのが小気味いい。
小三治師匠の「天災」に比べると安心して聞いていられるんだけど(!)、やっぱり私は小三治師匠の「天災」が好きだなぁ。

志らく師匠「粗忽長屋
実は志らく師匠は理屈っぽくて押しが強いイメージがあってちょっと苦手かも…と思っていたんだけど、面白かった〜「粗忽長屋」!
この日、一番笑ったなぁ。

小三治師匠「時そば
なんとなくお疲れ気味に見えた小三治師匠。秦野の疲れが出たのかしらん。って私も実は秦野の疲れが…。
秦野の時に比べると少し元気のない「時そば」だったように感じたけれど、バイクのまくらがどんどん洗練されていってる!
追っかけてるとそんな楽しみ方もできるのだなー。