パイロットの妻
- 作者: アニータシュリーヴ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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沖縄のホテルで眠れない夜に読んだ本。読み終わったらますます眠れなくなったよ‥。
夫が操縦する旅客機が墜落し、絶望の淵へと追いやられるキャスリン。
事件の全貌が明らかになっていくとともに、わかっていたつもりでいた夫との絆が崩壊していく‥。
ぐわーー。すごい小説だったよ。すきか嫌いかといえばあんまり好きなほうではないけれど、夢中になって読ませる力を持ってる。めったに本を読まないような人でも面白くてがーっと読めてしまうのでは。
ああ、でもひどい。あまりにひどい。配偶者からされる仕打ちでのなかでも最悪中の最悪だなぁ、これは。
ロマンチックな「次」が用意されているところが、メロドラマ的な感じがしないでもないけれど、でもよかった‥。そうじゃなきゃ救いがなさすぎる。