りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

うちへ帰ろう

うちへ帰ろう

うちへ帰ろう

★★

映画のノヴェライズ。
3人の娘と一人の息子を持つトーマス夫婦は、父親が息子を、母親が娘をひきとって離婚した。
それから20年後、母が倒れ、音信不通だった息子に会いたいと言い出し、娘たちは父親と弟に再会するが、、という物語。

「うちへ帰ろう」という題名がいかにも私の好み。
ノヴェライズだからなのか、ちょっと安っぽい感じがしなくもなかったのだが、非常に読みやすくて2時間くらいで一気に読んでしまった。
にぎやかでおかしくて悲しくて、涙しながら読んだのだけど、不思議と残るものがなかったなぁ、、。

なぜかと考えたのだが、登場人物があまりにもステレオタイプなのだ。なんていうかみんな「どこかで読んだことがある」人物という感じ。
それらを寄せ集めて都合のいいお話を作ってみました、という感じがしてしまった。
ノヴェライズだから仕方ないか。