りつこの読書と落語メモ

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第139回江戸川落語会

12/8(日)、江戸川区総合文化センターで行われた「第139回江戸川落語会」に行ってきた。

・まめ菊「一目上がり」
・三之助「堀之内」
・志ん輔「二番煎じ」
~仲入り~
小三治「馬の田楽」

小三治師匠「馬の田楽」
今月80歳になること、お誕生日のその日に本が出ることなど。
「買わなくていいですよ」「私もまだ出来上がりを見てない」と言いながら、岩波書店から出ることがなんだか嬉しそうな小三治師匠。

それから戦争になって一家の中で一人だけ疎開させられた話。
焼け野原になった東京に帰ってきて両親が家の敷地じゃないところを畑にしていて…そこはかつてはお隣さんの敷地だったんだけど一家は疎開していてその間誰かが入ってこないように畑にしてくださいと頼まれていたこと…。
何回か聞いているけど、毎回光景が目に浮かんでくる。

そんなまくらから「馬の田楽」。
のんびりゆったり…時間の流れ方が全然違う。
暑い中、馬と一緒に山を登ってきてくたびれ果てた馬方が、涼しい土間に座って一瞬ふわっと意識を失ったらもう時計の針が一回り。
さんざん呼んでも出てこなかった主がようやく顔を出すけど、「今大根の種まいてただ」とさらにのんびり。
馬がいなくなったことがわかっても「はばかりでも行ってるんじゃねぇか?」って、のんきだなぁ。

馬方は馬のことが心配でかわいそうで申し訳なくて一生懸命なんだけど、道で出会う人たちはみんなのんきでのんびりしていて全然かみ合わない。
ただそれだけの話なんだけど、なんかいいんだよなぁ、小三治師匠の「馬の田楽」。
耳の遠いおばあさん、明日釣りに行こうと思ってるおじさん、妙にどもる男、そして昼間っから酔っぱらってる茂重どん。

馬、見つかるといいなぁ…。とこちらものんびり思いながら会場をあとにした。