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りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

さん助ドッポ

2/21(火)、お江戸両国亭で行われた「さん助ドッポ」に行って来た。
この日は有休をとって、昼間はさん助師匠トリの鈴本演芸場へ行き、夜はこちらの会とまさにさん助漬け。間の時間はさん助ファンのお友達とお茶をしたりして、幸せな一日だった~。
 
・さん助「雛鍔
・さん助「疝気の虫」
~仲入り~
・さん助「明烏
 
さん助師匠「雛鍔
まずはいつものように立ち話。(座って「まくら」だとビミョーな間が気になるけど、立ち話だとあまりそれが気にならない?)
鈴本トリの初日を終えて「ワタクシは今抜け殻です」とさん助師匠。
…そうでしょうね。ふふふ。
 
今席は小満ん師匠とご一緒させていただいて、楽屋で気さくにいろんな話を聞かせていただいて、夢のよう…。
そこへ、金魚先生が「初日なので写真撮らせてくださいー」とやってきた。金魚先生、twitterによく楽屋の写真をアップしているのだ。
小満ん師匠を撮ろうとする金魚先生に向かって小満ん師匠「せっかくですからさん助さん一緒に写りましょう」と。
こ、こんな2ショットが…とドキドキしながら並んで撮ってもらうと、小満ん師匠が「さん助さん、写真も撮られちゃったから、二人で逃げましょうか」とぽつり。
 
きゃーーーーー。小満ん師匠、素敵すぎるーーー。
私が一緒に逃げたいっ!!ばたり!
 
そんな立ち話から、自分で幕を開けて高座にあがって「雛鍔」。
わーーーー。聞きたかったからすっごくうれしい。さん助師匠の「雛鍔」は真打披露目興行の時以来じゃないかな。
「落ちてるものはむさいのか?この間植木屋が木から落ちておったが、植木屋もむさいのか?」って。ほんと独自のセリフが面白い。
お店から旦那が訪ねてきてから植木屋が女房にあれこれ指示するのもおかしい。寛政時代のふるーい羊羹を二つ切りにする女房が好きだ。
 
帰って来てからの亀ちゃんのセリフのわざとらしさと、それに気が付いた植木屋のこれ見よがしの受け答え。
「なんだこの猿芝居は」という旦那のセリフに大爆笑。
「公家の出の植木屋」のばかばかしさよ。
エキセントリックでハイテンションな「雛鍔」、見られてうれしかった。
 
さん助師匠「疝気の虫」
今やられている「疝気の虫」はほぼ全員が志ん生師匠のやってたかたち。
他の型はないのかなと探していたら古本で見つけたので、それでやってみます、とさん助師匠。
噺自体そんなに聞くことがないのに、さらに他の型で聞けるなんてうれしすぎる。
 
疝気の専門家安藤先生が弟子たちを集めて治療法を発表する。これ、ああだこうだと結局はたんなるダジャレの連発。
それから安藤先生が学会へ行くのだが、そこで英国より疝気の虫の雌を捕まえるようにとのお達し。雌どころか疝気の虫自体お目にかかったことはないからそんな無理難題を押し付けられても…とぶつくさ言いながら帰り道いつものように蕎麦屋へ立ち寄る。安藤先生、お蕎麦が大好物なのだ。
店に入ると男がぐうぐう寝ているのだが目の前にはざるが25枚。こんなに食べたのか?と思いながらちらちら見ていると、男は寝ているのに蕎麦が減っていっている。何事かと見ると、男の口から虫が這い出して蕎麦を食べているのである。
安藤先生はこの虫を研究してみようと思い、虫を助けて家に持ち帰る。
その晩虫が出てきて安藤先生にお礼を言って「実は自分は疝気の虫なのだが、命を助けてもらったお礼に自分の妻を先生にお貸ししますから学会へ連れて行ってください」と言う。
先生は願ったりかなったりと疝気の虫の女房を捕まえる作戦を…。
 
ほんとにまぁばかばかしいというかシュールというかくっだらない!こういう噺、大好き。
またこの疝気の虫が蕎麦のにおいに誘われて体を上がっていくしぐさをしながらさん助師匠が「ほんとにこういうふうにやるかはわかりませんよ(本で読んだだけだから)!」と言ったり「明日も鈴本のトリやらせてもらえるかな」と言ったのがおかしかった~。
 
さん助師匠「明烏
「さん助さんが明烏って…ねぇ?(やだわー)」と語り合うさん助ファン。
もともと「明烏」って何が面白いのかわからない上に、さん助師匠の「明烏」ってなんかこう生々しいっていうか…あんまりこう…(←ひどい言いよう)。
 
さすがのさん助師匠でも「明烏の別の形っていうのは見つけられなかったのか(!)、源兵衛と太助の名前が違っていたのと、「明烏というタイトルの謂れになるエピソードがあった以外は、そんなに違ってはいなかった。
そして恐れていたような生々しさはなくてほっとした。
ってひどい感想だな、おい。