りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

一左・美るくの会Vol.11

12/11(木)、ミュージックテイトで行われた「一左・美るくの会Vol.11」に行ってきた。

・美るく「権助魚」
・一左「普段の袴」
〜仲入〜
・一左「壺算」
・美るく「ふぐ鍋」

美るくさん「権助魚」
風呂上がりに必ずアイスを食べるという美るくさん。
ある日アイスを食べようと思ったらなくてしかしアイスを食べないという選択肢はないので近所のコンビニへ。とっとと買って帰りたいのに目の前にいるカップルがいちゃいちゃしていて並んでいるのかいないのかわからなくてイライラ。
しかもそのカップル、店員さんに「お弁当温めますか」と聞かれて「はい。私みたいにアツアツにお願いします」。
さらにイラっとなっていると店員さんもイラっとしたらしく温めた弁当を手渡すときに「たいへん冷めやすいのでお早めに」。

カップルを見てイラっとくるのも嫉妬ですよね、と言って女性の嫉妬のまくらから「権助魚」。
ところどころ噛んだりしてちょっと危うい「権助魚」(笑)。

一左さん「普段の袴」
レッドペッパーの勉強会でやった「普段の袴」、八五郎の浮かれ方が前より激しくなっていてそれがバカバカしくて面白い。

一左さん「壺算」
兄弟子の一之輔師匠がヒートテックのCMに出ているという話。
我々高座に出ると結構動いたりするので汗かくんですよ。着物着て汗かくとシミができてりするのでできるだけ汗はかかないように冬でも気をつけているくらいなんで、ヒートテックは着ないです。だから兄さん嘘言ってますね。ま、CMに出られるなら私も嘘言いますけど。
そんな一之輔師匠が正月の鈴本でトリをとるおかげで自分たちも寄席に出ることができる。まさに一之輔さまさまです。
ありがたいんですけど、正月は前座にお年玉をあげないといけない。だからできるだけ前座が大勢いるようなところには行きたくなくて家でじーっとしていたい。
正月出番があると前座にたくさん会うことになるから困るんですよ。

そんなまくらから「壺算」。
だまされるお店の人がなんともチャーミングでかわいい。一左さん、困ってるのがすごく似合うんだよなぁ。
計算が合わなくて納得できないけどヒステリックにならないところが好き。
面白かった。

美るくさん「ふぐ鍋」
もらいもののふぐを食べあぐねている旦那と調子がいいけどふぐは怖い客のやりとりがおもしろい。 一席目と比べるとこなれているというか笑いどころがたくさんあって楽しい。
食べてるところもおいしそうで、見ていてお腹がぐぅ…。