りつこの読書と落語メモ

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いしいしんじのごはん日記

いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫)

いしいしんじのごはん日記 (新潮文庫)

★★★★

住みなれた浅草に別れを告げ、三浦半島の港町・三崎へと発作的に引越したのが2001年。買物かごを提げて毎夕おつかいにでかけ、おいしい魚、おいしい野菜を丁寧簡単に料理して食べる日々が始まった。三償の人たちとの親戚みたいなつきあいと、間近に海を望む暮らしから、じっくり練られたいくつもの作品が誕生した。ごはんの話と創作秘話が一体となった人気のネット連載ついに文庫化。

浅草から三崎に引っ越しして、美味しい魚と野菜を料理して食べる日常をたんたんと綴ったエッセイ。
たべもののことが中心だけど、創作や地元の人との関わりあいや仕事や読んでる本、見た落語(小三治師匠の名前が何度も出てきて興奮!)のことなど、フラットに書いてある。
ガツガツ読みの私にしたら珍しく、他の本と並行して、ゆっくりじっくり読んだ。

好き嫌いのはっきりした芯のあるひとだなぁという印象。
実はこのひとの小説はどうも合わなくて苦手なんだけど、エッセイはとても心地よくて楽しかった。
エッセイを読んでみて、苦手だ!合わない!とあきらめた小説をまた読み返してみたくなった。
こんなこともあるのだな…。