りつこの読書と落語メモ

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邪魔をしないで

邪魔をしないで (1981年) (Hayakawa novels)

邪魔をしないで (1981年) (Hayakawa novels)

★★

絶版だから?マイナーだから?amazonくんに行ってもあらすじがひろえなかった…。ので、帯に書いてあった文章を引用。

書斎にとじこもったきりの男爵夫妻と青年秘書が展開する、不条理な殺人劇…現代イギリスを代表する女流作家スパークの問題作!

大きな屋敷の中で、執事を中心に大勢の使用人たちが何やら企んでいるのである。
どうやら屋敷の主人である男爵と夫人が、同じ男(秘書)を愛人にしているらしく、その三角関係が今宵明らかになり血を見ることになりそうだ、と。 使用人たちは男爵の命令「邪魔をするな」を忠実に実行し、事が起こるのを今か今かと待ちわびている。

久しぶりに読んだミュリエル・スパーク。
この小説は、屋敷という閉じた世界の中でほとんど使用人たちの会話だけで成り立っている。
小説というよりは、舞台を見ているような感じだ。
何かが起こるのを待っているのだが、その何かとは何なのか。それは本当に起こるのか。そうしたらいったいどうなるのか…。

いやぁなんかやっぱりこの人は独特だなぁ。なんだろう、この感じは。
意地が悪い?アンバランス?
説明が難しいんだけど、共感も反感も受け付けない感じがする。

そして最後まで読んで、ますますキョトン…。
スパークって…ほんとに食えない作家だぜ…。

以下ネタバレ。






どうやらオチがないのがオチらしい。
いやこれはきっと朝になって何事もなく、っていうのが結末だと思っていたから、彼らの思惑通りの結果になってびっくりしたよ。
え、えええ?じゃ結局何が言いたかったの?どういう結論?って…。