りつこの読書と落語メモ

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道徳という名の少年

道徳という名の少年

道徳という名の少年

★★★

町でいちばん美しい三姉妹が死んだとき残ったのは(1,2,3悠久!)、愛するその「手」に抱かれて私は天国を見る(ジャングリン・パパの愛撫の手)――ゴージャスな毒気とかなしい甘さに満ちた作品集。

「私の男」でちょっとおなかいっぱいになってしまい、しばらく遠ざかっていたので、久しぶりの桜庭一樹
これはとにかく装丁とかイラストとかがすごく素敵な1冊。このつくりで1300円は安いのでは。って私は図書館で借りて読んだんだけど。

耽美的で背徳的でグロテスクで残酷。
こういう世界、あんまり得意じゃないんだけど、ぎりぎりのところで嫌いじゃないし面白いと思う。
でも文章がちょっと鼻に付くんだよなぁ…。
だから「読書日記」は大好きだけど、小説は手放しで大好きとは言えないのだ。
でもなんか気になるから、新作が出たらとりあえず読む、と思う。これからも。