道徳という名の少年
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/05/11
- メディア: 単行本
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町でいちばん美しい三姉妹が死んだとき残ったのは(1,2,3悠久!)、愛するその「手」に抱かれて私は天国を見る(ジャングリン・パパの愛撫の手)――ゴージャスな毒気とかなしい甘さに満ちた作品集。
「私の男」でちょっとおなかいっぱいになってしまい、しばらく遠ざかっていたので、久しぶりの桜庭一樹。
これはとにかく装丁とかイラストとかがすごく素敵な1冊。このつくりで1300円は安いのでは。って私は図書館で借りて読んだんだけど。
耽美的で背徳的でグロテスクで残酷。
こういう世界、あんまり得意じゃないんだけど、ぎりぎりのところで嫌いじゃないし面白いと思う。
でも文章がちょっと鼻に付くんだよなぁ…。
だから「読書日記」は大好きだけど、小説は手放しで大好きとは言えないのだ。
でもなんか気になるから、新作が出たらとりあえず読む、と思う。これからも。