りつこの読書と落語メモ

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とりつくしま

とりつくしま

とりつくしま

★★★

死んでしまったあとの魂が、もう一度会いたい人のまわりにあるモノにとりつくことで、不思議な物語が生まれます。
さらさらと流れるように入ってくる言葉が、ときにふいをついて、心にズキンと響きます。

死んでしまったあとモノにとりついて気になっている人やもう一度会いたい人を見守る、というなんとも切ない物語。だけど意外と後味は爽やかだ。
モノにとりつくということは、そのモノが捨てられたり消滅してしまったら、「とりつき」も終わりなわけで、そこがある意味ちょっとさばさばしている、のかな。
ちょっと童話風味でもあったな。