りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

柳家小はぜ勉強会 ~勉強会ですが負けませんっ!~

2/10(土)、和光大学ポプリホール鶴川で行われた柳家小はぜ勉強会 ~勉強会ですが負けませんっ!~」に行ってきた。


・小はぜ「狸」
・小はぜ「やかん泥」
~仲入り~
・小はぜ「高砂や」


小はぜさん「狸」
冬季オリンピックの思い出。一番覚えているのは長野オリンピック。あの時私は中学生でした、の言葉にひぃーーー。若いわー(笑)。私なんか…むごごご…。
背の低い子をみんなで高く持ち上げてスキージャンプごっことか、磨き上げた廊下にやかんを滑らせてボブスレーごっことか…か、かわいいな、おい。
長めのまくらから、「キツネは七化け狸は八化け」…。あ、これは「狸鯉」だなと思っていると、なんと「狸札」。
おお、小はぜさんで「狸札」は初めてだー。と喜んでいると、サゲのあとに「もう一つ頼まれてくれねぇか」と兄貴のところに赤ん坊が生まれたお祝いをしたい、と「狸鯉」。
終わってから小はぜさんが、「狸札」と「狸鯉」を通しでやって「狸」というタイトルになる、と。なかなか寄席で通しでかかることはなかったのでいつかやってみたいと思っていた、と小はぜさん。
狸が化けた鯉を早速調理しようと兄貴が言うと「え?かわいそうじゃねぇか」「世話になってるんだよ」に笑う。確かに借金も返してくれたんだもんね。

「狸鯉」前にやっていた時より、狸に対して情がわいている描写が増えていて、楽しかった。


小はぜさん「やかん泥」
天真爛漫な新米泥棒。
ぱーぱーうるさいけど、暴力を絶対許さない姿勢には感銘(笑)。
ぽかっとやった兄貴を本気で怒っていたのに、釜を渡されてけろっと機嫌が直るのがいつ見てもかわいい。


小はぜさん「高砂や」
寄席でも流行りすたりがあるようで、最近になってこの噺を何回か見るようになったんだけどあんまり笑いが起きなくて案外難しい噺だなーという印象。
小はぜさんの「高砂や」はちゃんと面白くてさすが。繰り返しの加減とか間とか、私には難しいことはわからないけど、小はぜさんこの噺が好きなんだろうな、という感じがした。
うたいの調子も、浪花節もよかった!
皆勤賞で見に行っていたこの会、次回は用事があって行けず。残念!